後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

洗礼を受けたおかげで全ての外国人を大切に思うようになったー勿論、中国人も韓国人も

2015年08月16日 | 日記・エッセイ・コラム
昨日はマリア様が天国へ昇った祝日でした。
私は1971年にカトリック立川教会で塚本金明神父さまから家内と一緒に洗礼を受けました。
洗礼を受けても自分の悪い性格は一向に変わりませんでしたが、考え方が少しだけ変わったような気がします。
その一つはどんな国の人でも大切に思えるようになったことです。勿論、たまには憎むこともありますが冷静になるとそれは間違いだったと判るようになったのです。
例えば最近、中国人や韓国人の悪口を言う日本人が増えていますが、私は彼等を尊敬し大切に思っています。特に1980年代に中国や韓国を訪問し、彼の地のカトリック教会で一緒に祈った体験が私の信仰を強めてくれたのです。中国の教会は文化大革命で破壊され荒れ果てていました。椅子も薪にされ教会の中は荒れていました。その教会で中国人の信者達が膝まづいて熱心に祈っていました。それは感動的な光景でした。
私は外国に行くとその土地の教会や寺院を訪れるようにしています。そうするとその国の人々に暖かい親近感が湧いて来るのです。
これが洗礼受けたお蔭で変わったことの一つです。
ついでにもう一つ変わったことを書きます。
それは仏教のいろいろな宗派に興味を感じるようになったことです。
個人的な話になりますが、私の祖父はある山郷のお寺の住職でした。子供用の墨衣を着て村落の家々を祖父や叔父と一緒に訪ねてお経を詠んだ経験もしました。静かな本堂で祖父や叔父と共にお経を詠みました。
この宗教的な訓練がカトリックの洗礼を受けたあとも大変役に立っているのです。
そのような経緯なので私は仏教が好きです。その信仰のあり方に興味もあります。
日蓮宗などの鎌倉仏教の諸宗派にも興味があります。
真面目な新興宗教にも興味があります。
創価学会は日蓮宗系の宗派と縁を切り、寺院仏教から在家仏教へと変化したことにも興味があります。それは無教会主義のキリスト教の宗派と少し似ているようです。
そして生長の家という教団にも興味があります。
全ての宗教は同じです。宗教は違うからと言って争うのは止めなさい。そういう考え方は大変重要です。ネットの上でお付き合いをして頂いている生長の家の信者の方々はみんな善良で穏健な方々です。
洗礼を受けたおかげでいろいろな宗教を信じている人々が大切に思えるようになったのです。これも洗礼を受けたお蔭で変わったことの一つです。
今日の挿絵の写真はこの春に訪ねた遥か五島列島の風景です。カトリックではマリア様を大切にしています。少し観音様に似ている役目があるのです。

それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈りいたします。後藤和弘(藤山杜人)