後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

遥か憧れの五島列島の風景写真

2015年08月22日 | 写真
長崎から船で2時間、はるか遠い海に浮かぶ五島列島は私にとって憧れの島でした。
長崎までは行く人も多いのですが五島列島まで足を延ばす人は非常に少ないのです。
そこは日本のカトリックの聖地なのです。
1649年にザビエルが初めて日本へカトリックを伝えてから現在までの366年間カトリックの信者が住んでいるのです。
江戸時代の禁教の時代に神父が一人もいなくなります。しかし250年間も農民や漁師がひそかに信仰を守り続けていた島なのです。
それは奇跡です。日本人の精神力の強さの証明です。
五島列島はこの奇跡のような歴史の故に日本のカトリック信者の憧れの島です。
この島はそれだけの理由で多くの人々が憧れているのではありません。
海が入り組んでいて多様な美しい景観を見せているのです。緑豊かな岬が港を囲み中国大陸との交通の要所でもあったのです。
奈良時代、平安時代の遣唐使の船が何隻も五島列島の港から出発したのです。
後に弘法大師と呼ばれた空海も五島列島から出発し、2年後に五島列島に帰って来たのです。
その港の附近には遣唐使関連の展示館もあります。
その歴史も関係して五島列島には数多くのお寺もあります。
しかもお寺は隠れキリシタンに同情し、ひそかに助けていたという伝承もあります。
このような宗教的な歴史を抜きにしても五島列島の風景は非常に美しく魅力的です。
そこで今日は気楽にそのような風景を私のアルバムから取り出してご紹介したいと思います。
写真は今年の4月に撮りました。

それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈りいたします。後藤和弘(藤山杜人)