後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

「早咲きの白いモクレンの花の写真をお送りいたします」

2017年03月09日 | 日記・エッセイ・コラム
毎年、この時期になるとモクレンの花々を集めた京王フローラル・ガーデンの白いモクレンが咲き出します。
今日は青空の広がった暖かい春らしい日和でした。午前中から写真を撮りに行きましたところ、3本のモクレンの木が咲いていました。
写真をお楽しみ頂けたら嬉しく存じます。













年老いて歩行器を買う今日この頃

2017年03月09日 | 日記・エッセイ・コラム
年を取ると足腰が弱くなります。
杖を使います。それで数年、歩きます。しかし次第に杖だけでは転びやすくなります。
しかし歩行器や車椅子を購入するのには抵抗を感じます。それを使うと身障者の仲間入りになるのです。
私も10年以上、杖を使っていました。危険な長い道を歩く時は両手に杖を使っていました。
しかし先週、ついに決心して歩行器を買いました。
歩行器を使うことが面白くて毎日1Kmや2Km歩きました。
そうしたら歩くのが実に楽しくなったのです。明るい気分になりました。何故か第二の人生が始まったような気分です。
そこで今日は杖だけでなく歩行器や車椅子をなるべく早く購入して、杖と併用することをお薦めしたいと思います。
気分が明るくなり、すすんで出歩くようになりますよ。
しかし歩行器の選び方は少し注意深く考える方が良いのです。
下の1番目の写真は今回買った歩行器です。昨日、相模湖湖畔で撮った写真です。
この歩行器は株式会社フロンティア製造のテコブナノンDXという製品で27000円ほどでした。









歩行器の写真を撮るついでに湖畔の風景を撮りました。歩行器がまだ必要でない若い方々はこの風景写真だけをお楽しみ下さい。

さて歩行器の話に戻ります。歩行器にはいろいろな設計思想で出来ています。
1)小型で軽くて片手で車のトランクに積めるように作ってあるもの。
2)重くて安定していて自宅の玄関から近所のスーパーに買い物に行くために設計したもの。
3)散歩だけを目的にし、途中で座ってゆっくり休めるように作ったもの。
そして上記1)、2)、3)の折衷のような構造になっているものもあります。

今回、買った歩行器は2.7Kgと軽いことが特徴です。軽くするため小型になっていてスーパーや店の中でもそのまま使えます。
私の場合は車の運転はかなり長距離も出来るので、片手で車に積めるという条件を優先しました。
小さな椅子がついているので写真を撮る時、座ってゆっくりアングルを考えて撮ることができます。
長所がありますが、短所は軽くて幅が狭いので安定性が悪いのです。そして車輪が6個ついていますが、惰性が小さいのでわずかな段差で止まってしまいます。

この歩行器を使って1週間歩き回りましたが、歩道にはあちこちに段差が多いことに驚きました。私の歩行器は軽いので段差では歩行器そのものを持ち上げて段差の上に乗せて通過します。
しかし車椅子では難渋することがしみじみ判りました。日本の道路は身障者泣かせの道なのです。

最後に老人になると何故足がフラフラするか原因を書きます。
老化して足腰の筋肉が少なくなるからです。ところがもう一つの原因もあるのです。老化にともない運動機能をコントロ-ルしている小脳が小さくなってバランスが悪くなっていきます。これは遺伝子によるので年老いても小脳が小さくならない人がいます。いや小さくならない人が大部分です。
私は特に小さくなる遺伝子を持っていました。2年ほど以前に神経内科の精密検査で「小脳脊髄変性症」という不治の病気だと診断されました。
そうしたら介護保険の支援を受けられるというのです。ですから私は介護保険の恩恵を頂いています。
そこで声を大にして申し上げたいのです!
「足がふらつく高齢者は神経内科の精密検査を受けるべし!」と主張したいのです。そして万一、「小脳脊髄変性症」と診断されたなら介護保険の恩恵を頂けるのです。

どちらにしても老境になればすべての運命を気楽に受けいれるようになります。明るい気分で運命を受け入れられるのです。
そして歩行器を買うと、気軽に出歩けるようになります。今日もこれから歩行器を片手で車に積んで、妻と一緒に京王フローラル・ガーデンに早咲きのマグノリアの写真を撮りに行きます。

それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈りいたします。後藤和弘(藤山杜人)