後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

陽賜里工房の恒例の春のお花見会のご案内

2017年03月13日 | 日記・エッセイ・コラム
山梨県、北杜市の甲斐駒の麓にある陽賜里工房ガーデンの春の公開と花見が例年通り開催されます。桜が満開になる頃です。庭でお茶をゆっくり飲んで寛ごうという企画です。ホストは原田聖也さんという男性とその母上です。

日時:4月7日(金)、8日(土)、9日(日)の、朝10:00時~午後4:00時ころまで、
ところ:山梨県北杜市武川町山高 3567-556の陽賜里工房ガーデンです。

連絡先:原田聖也さん、携帯電話:090-4170-0370 E-Mail:t-taraku@t-net.ne.jp

このオープンガーデンには私も家内と一緒に参加したことがあります。
======花の園の中の喫茶店・・・陽賜里工房というコーヒー店===
これは不思議な喫茶店です。陽賜里工房という名前で、春と秋の2回しか開店しません。
春の花々、秋の花々に囲まれたコーヒー店です。店主は原田聖也さんという男性で、コーヒーの修業を重ね、特別のコーヒー豆焙煎工場のものを仕入れて使っています。食品衛生法を勉強をし、飲食店開業の資格も取りました。
この喫茶店は北杜市の真原桜並木のはずれにある花の園です。庭全体がなだらかな南向きの斜面になっていて満開の桜の木が数本、ピンクのユキヤナギ、水仙、ヒトリシズカ、イカリソウなどに囲まれて店主手造りの店があります。
花園の一番高い所にはロマンチックなデザインの木造の家があり店主が寝泊まりする場所になっています。お客は勝手に花の園を歩きまわり、花々を鑑賞します。そして花疲れしたら洒落た店に入って香り高いコーヒーを頂きます。
コーヒーを飲む場所には女主人が居て、つれづれの話し相手になってくれます。店の主人のお母さんです。上品な日本語を使う方です。花の園の作り方などのよもやま話です。私がカトリックの話をしましたら、ご自分の信仰のバプテスト教会の話を静かにして下さいました。亡くなったご主人はその教会の牧師さんで、ご自分も宣教活動をしながら幼稚園の園長さんもしていたそうです。兎に角、折り目正しい一生を過ごした方なのでお話をしていてもスッキリとした印象です。
下にこの花の園の中の喫茶店の写真をお送り致します。





中国の経済発展が欧米人のアジア人への評価を改善した

2017年03月13日 | 日記・エッセイ・コラム
世界に住む人類は歴史的にいろいろなことで対立や競争をし、それぞれの文化を発展させて来ました。宗教の違いによる対立と競争。人種的な対立と競争。軍事的な対立と競争。そして共通な文化をもとにした文化圏の対立と競争。そしてこれらの複合した複雑な対立と競争。いろいろな種類の対立と競争があります。
これらの対立の中で私は異なる文化圏の競争というものに非常に興味があります。
1、佛教やヒンズー教を基盤にしたアジア地域文化圏。
2、キリスト教を基盤にした欧米地域文化圏。
3、中東や北アフリカのイスラム地域文化圏。
4、その他の地域文化圏。

ソ連とアメリカの冷戦が終わる頃から中国とインドの経済成長が急速になって来ました。
欧米地域をアメリカとヨーロッパに分けると、アジア地域のGDPの合計はほぼ同じになっています。そしてすぐに追い越す勢いなのです。
このようなアジア地域の躍進は当然、欧米人のアジアに対する考え方を変えたと考えられます。極論すれば欧米人のアジア蔑視がアジアへの尊敬へと変わったと考えられるのです。

この世界の趨勢を説明するために、「経済力の拡大と善い意味でのアジア主義の薦め」という記事を3月10日 に掲載いたしました。
明治維新以来、「脱亜入欧」という言葉があるように日本はアジアから抜け出して、欧米と一緒になるという考えが根強くありました。
しかし広い視野で考えると日本はアジア文化圏の一国であることはまぎれも無い事実なのです。
従ってインド、ミャンマー、タイ、ベトナム、ラオス、カンボジア、マレーシア、シンガポール、インドネシア、フィリピン、台湾、韓国、そして中国などのアジア諸国と日本が友好関係を推進することが重要になります。日本の安全を守り、豊かな文化を育てるために重要なのです。
このような考え方を私は善い意味でのアジア主義と呼びたいと思います。

このアジア地域のGDPの急成長は主に中国とインドの経済成長によって支えられています。インドのGDP(国内総生産)は、金額は約6000億ドルでアジア地域では中国に次ぐ数値です。そして全世界では7位ですが、2050年頃には日本を抜いて、中国・アメリカに次ぎ世界第三位になるという試算もあります。

さて今日の私の主張は現在、多くの日本人が嫌っている中国と友好関係を築くべしという主張です。
中国とは日中戦争を続け満州国を作ったという歴史があります。その負の遺産のお陰で日中関係は一向に改善しません。
その上に中国は航空母艦を中心にした艦隊を編成し、太平洋を巡航させています。そして南沙諸島に軍事基地を作っています。これらは日本にとって脅威になっています。

しかし私の主張はこの軍事的対立を超越して日本はアジアの一員として中国とも友好関係を進めたほうが良いというものです。広い視野でアジア全体を視ればそのほうが将来の日本のためになるという考えかたです。
このアジア主義の理想論の実現には日米安保体制との折り合いが絶対的に必要です。
日本は中国の侵略の可能性に対して十分な軍事力を保持することをアメリカに充分納得して貰う必要があります。その一方で戦争予防として日中友好の重要性をアメリカに理解して貰う必要があります。

その上で日本がアジア文化圏の諸国とも友好を促進するのです。このアジア主義は将来の日本の文化をより一層豊かにするものと私は信じています。
いかがでしょうか?皆様のご意見を歓迎いたします。

今日の挿し絵代わりの写真は葛飾北斎の浮世絵です。

それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。後藤和弘(藤山杜人)