後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

「今日の日記、冬の日の水辺の写真を撮りに行く」

2019年12月13日 | 写真
今日は最高気温が8度しかない寒い冬の日です。午後から清瀬市の金山緑地までドライブしました。そして冬の日の水辺の風景写真を撮って来ました。
何故か分かりませんが、このような水辺の風景を見ると私の精神が静かになります。
静かな幸せな気分になります。
皆さまもそのような気分になりましたら嬉しく思います。









花鳥風月だけでなく現実を直視する勇気

2019年12月13日 | 日記
昨日は「老人の精神の健康を保つ一つの方法」という記事を掲載しました。そして老人は美しい風景を見て暮らしていると幸せになると書きました。
老人の私はもう世の中の嫌なことは忘れ花鳥風月だけを見て生きて行きたいと思っています。
しかしその一方では現実を直視する勇気を持つべきだとも考えています。その勇気が無くなると人間は終りになります。
今日は見たくない此の世の現実の一つの例として青森県の三沢アメリカ空軍基地関連の写真をお送りします。
三沢アメリカ軍基地には恐ろしい攻撃用の爆弾やミサイルを満載して出撃する戦闘爆撃機が多数常駐しています。
Misawa Air Base として検索するとアメリカ空軍の戦闘機や長距離爆撃機が多数常駐して様子が分かります。攻撃範囲は太平洋全域からアフリカ東海岸まです。

1番目の写真は三沢飛行場の管制塔の中の写真です。この飛行場は民間航空会社と航空自衛隊とアメリカ空軍の3者の共同利用です。しかし空域の管制は米空軍が行っているのです。

2番目の写真は三沢暗号作戦センターのレーダードームです。この美しい写真は暗号作戦という暗い現実を示しているのです。

3番目の写真は離陸しようとしている攻撃用の爆弾やミサイルを満載した戦闘爆撃機です。敵機を撃ち落としたり地上の人々を殺戮する武器を満載しているのです。攻撃を受けた地上では恐ろしい悲劇が起きます。

4番目の写真は戦闘爆撃機の訓練中の写真です。戦闘爆撃機は不吉な、そして嫌な色合いです。

5番目の写真は着陸しようとしている戦闘爆撃機の下側の写真です。攻撃用の爆弾やミサイルを多数積んでいる様子が分かります。

このような民間航空会社と航空自衛隊とアメリカ空軍の3者の共同利の空港は九州の福岡や北海道の千歳にもあります。その空域の管制は米空軍が行っているのです。
その他、米軍航空部隊と航空自衛隊の共同利用基地は沖縄、岩国、厚木、福生などなど全国にあるのです。
これらの日本にある米軍基地はアメリカの世界中に配置した軍事基地と密接に連携してアメリカの仮想敵国を包囲しています。
日本にあるアメリカの基地は日本を防衛するために存在するのではなく、アメリカが全世界を軍事的に支配するために設置しているのです。

もうひとつ蛇足を付け加えます。フランスは原子力空母、シャルル・ドゴール号を持っています。イギリスもイタリーも空母を持っていて大西洋、北海、地中海の防衛を担当しています。ですからアメリカは航空母艦をヨーロッパに常駐させる必要がないのです。しかし日本はそれを保有していないので横須賀に置いておくのです。
さて此処まで書けば将来の日本の軍備の選択肢は2つだけになるのは明らかです。
従来のようにアメリカの希望通り基地を提供し、基地の費用を日本が出します。その代わり自衛隊の海外出兵は出来るだけ勘弁して貰います。日本人が血を流す代わりにお金で替えて貰う方策が一つの選択肢です。
もう一つはイギリス、フランス、ドイツのように攻撃的軍備を増強、整備し、航空母艦も持ちます。
自衛隊も海外出撃もする覚悟で、アメリカと相互防衛軍事同盟を締結するのです。そうすればアメリカは安心して在日米軍基地を縮小する筈です。
現実の国際外交を考えるときは、この2つの選択肢の間の妥協を常に考慮に入れることが必須条件なのです。
感情的な問題ではありません。これは日本人の生き方、人生観の問題なのです。自分の問題であってアメリカの問題ではないのです。
それを日本人が自分で決める必要があるのです。その後で外交交渉を巧みに行い自分の考えに合意を得ることが自主外交なのです。
これが現実です。

老人の私はもう花鳥風月だけを見て生きたいと思っています。
しかし現実を直視するとアメリカ空軍の青森県の三沢アメリカ軍基地のようなことになるのです。

貴方は嫌な現実を直視する勇気をお持ちでしょうか?

それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。後藤和弘(藤山杜人)