後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

「老人の精神の健康を保つ白壁の蔵のある風景」

2019年12月17日 | 日記・エッセイ・コラム
「老人の精神の健康を保つ一つの方法」と言う記事を12月12日に掲載しました。
精神の健康を保つ方法はいろいろありますが、その一つに美しい風景を見ることがあります。美しい風景の農村や山村を見ながら自然に親しむのです。
この美しい風景の農村や山村に白壁の蔵があると心が一層癒されます。元気が出て精神の健康がより一層保てます。
私は白壁の蔵を求めて都下の檜原村へよく行きます。羽村の堰のそばの酒蔵の白壁を何度も見に行きます。
白い壁が周囲の森の緑の中で輝いているのです。心が和みます。

今日は檜原村と羽村の堰のそばの白壁の蔵のある風景写真をお送りします。最近撮った写真です。

1番目の写真は檜原村の養沢を少し遡った所にある家の白壁の蔵の写真です。

2番目の写真は1番目の写真と同じ家の裏にあるもう一つの蔵の写真です。

3番目の写真は養沢をさらに遡った所にある家の写真です。母屋の左に蔵があります。

4番目の写真は羽村の堰のそばにある田村酒造の蔵の写真です。

5番目の写真も田村酒造の白い蔵の写真です。白壁が道沿いに長く伸びています。酒樽を寝かせて芳醇な味にする蔵です。

このような白壁を見ると心の疲れが消えてしまいます。元気になります。
私は何故白壁の蔵が好きなのでしょうか?考えても理由は分かりません。
生まれ育った仙台には白壁の蔵がありません。記憶にありません。しかし夏ごとに父と帰省していたお寺には白い大きな蔵がありました。
祖父が住職をしていた山郷の寺は集落を見下ろす高台にあり白壁の土塀に囲まれ、庫裏の横には白い蔵があったのです。
それが珍しくよく蔵の中に入って遊んだものです。
そして何十年も通った甲斐駒岳の麓の小屋のある農村にも白い倉が沢山あります。
そこは山梨県の武川村と言いました。私の小屋の周辺には柳沢と横手という集落があります。そのどちらの集落の多くの農家には白壁の倉があるのです。その地区は江戸時代から武川米という有名な美味しい米が採れたので農家は裕福だったのです。家々に倉があり、それが白い花崗岩で出来た甲斐駒ヶ岳と見事に調和して素晴らしい景観を作り出しているのです。
この山の小屋には楽しい思い出が沢山あります。

皆様はどうのような故郷をお持ちでしょうか?
都会で生まれた方には故郷が無いとよく聞きます。しかし故郷というものは心の中に思うものです。ですから都会育ちの人々も好きな場所を自分のふるさとと思い定めることは自由です。
白壁の蔵のある風景は老人の精神を健康にします。これは私だけの思い込みでしょうか?

それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。後藤和弘(藤山杜人)