大浜なつみ著、「家族の死の悲しをやわらげるグリーフサポートとは？」

はじめに、
近所の葬儀社の小金井祭典（株）ではお葬式の悲しみをやわらげるグリーフサポートというものをしています。日本では珍しいことなので小金井祭典の社長の奥さんの大浜なつみさんに依頼してグリーフサポートとはどんなことなのか書いて頂きました。グリーフサポートは無料なので誰でも気軽にサポートを受けることが出来ます。
・・・大浜なつみ著、「家族の死の悲しをやわらげるグリーフサポートとは？」・・・
「グリーフサポート」ではこんなことをしています。
小金井祭典の「ちょっと訊ける場所　めぐる」でグリーフサポートを始めて１２年が経ちました。グリーフ、聞きなれない言葉です。英語で「grief」、喪失体験をした時に湧き上がる様々な感情を、外に出せずに内に閉じ込めている状態のことで、日本語では「悲嘆」と訳されることが多いです。

　めぐるでは、「カフェかと思いました。」とよく言われる葬儀社らしからぬ（？）ホッとできる空間で、死別を体験した方のグリーフサポートをしています。サポートと言っても、こちらから働きかけて元気になってもらうような特別なことはしていません。いらっしゃる方は予約の必要もないので、お買い物の途中などにフラッと寄って、何かの会話から胸の内に閉じ込めているものを話していかれることが多いです。スタッフのやることは、お話を否定せず、最後までゆっくり聴くことに尽きます。

　悲しみと折り合いがつくまでにかかる時間や方法は人それぞれ。私たちのできることは、ここに来れば自分の話をしても大丈夫、また、実際にいらっしゃらなくても、いざというときは、あそこに行けば安心して聴いてもらえると思っていただくことです。
悲しみと折り合いをつけ、元気が出てくるのはご自分の力だと思いますので、あえて「グリーフケア」という言葉は使わず、「グリーフサポート」という言葉を使っています。
　「家族や友だちには話せなくて」という方は少なくないです。そんな時、ちょっと荷物を降ろして一息ついていただける場所であれば嬉しいです。（終わり）
写真は小金井祭典の社長の奥さんの大浜なつみさんです。

なお小金井祭典の電話番号は、０１２０－４１９４－３４です。２４時間何時でも受付ます。（〒184-0004 東京都小金井市本町5-32-19）
ＨＰは、http://www.ks-sougi.com/　です。