友人の石山望さんはロンドンに住んいる日本人です。
石山望さんの日記には東京オリンピックをロンドンからら見るとどのように感じたか書いてありす。その上、日記の内容は以下のようないろいろな問題を明快に書いてあります。東京オリンピックの開会式の弱点は?、スポーツの本質は?、こんな種目がオリンピックにあるのはどうかと思う!などなどの問題を明快に書いてあるのです。皆様も共感を覚えることと存じます。私も感銘を受けたのでここに転載します。原文は、https://smcb.jp/diaries/8572648 にあります。
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石山望著、「東京オリンピック開催」
東京オリンピックゲームをTVで観ています。それも、興味を持って、。
最初に、。
この五輪大会は、開催が決まった8年ほど前から、問題が次から次に出た大会ですね。
まず新設する主要競技場のデザインのことで揉め、当初のは取り消して、結局日本人の建築デザイナーのに落ち着きました。次に、大会のシンボルマーク(ロゴ)。はじめ選ばれたのは、非常にすっきりしていてモダン。私、とてもいいと思いましたが、何か盗作の疑いがかかり、日本人の考案したのが最後に残りました。無難な選択です。
しかし、そういうこともなんとか治まり、やれやれと思っていた矢先、今度は、もっともっと厄介な問題が浮上してきました。
昨年当初中国で端を発したコロナ菌蔓延です。パンデミック。
始めは、半年もあれば、それも静まるだろうと多寡をくくっていた我々を嘲笑うかのように、この蔓延は勢いを増すばかり。結局、五輪開催一年延期に追い込まれてしまいました。
あの時は、日本が、なぜこんなに苛められなければならないのかと、可哀想になりました。だって、そんなのは、誰にも予測のつかなかったことですもの。
その後、人事の面で、色々ゴタゴタがあり、この五輪に携わっておられる数人の主要人物、解任または更迭という運びになりました。
そんなイザコザが、実に、この因縁付き五輪の開始直前まで続いたのですよ。
そんなこんなで、日本国民の多くが、この東京五輪に興味を示さなくなりました。嫌気がさしたのですね。その理由の最大のものは、やはり、コロナ菌蔓延の事実でしょう。「こんな状態で、オリンピックなんてできるの??」
また、今度のことで、最近のオリンピックゲーム開催にちなむ、好ましからぬ様々な事実も、人々の耳に入るようになりました。
でも、五輪に限らず、この頃の世界的なスポーツの大会って、そんなものですよ。フットボールの世界統率団体(FIFA)なんて酷いです。
というわけで、この東京五輪、様々な「反対運動」が最後の最後まで、東京近辺で見られました。オリンピックなんて要らない!!
でも、私は、この五輪を取りやめるわけにはいかないと、予々思っていましたから、とにかく、なんとか無事に、終って欲しい。願っていたのは、それだけでした。
そんな、紆余曲折を経て、やっと、東京五輪の開会式が、この7月23日(金)夜、新築された国立競技場で開催されました。
ここで特筆すべきは、この五輪、すべてのことが、無観客で行われるということです。それには、勿論、開会式閉会式も含まれます。これが、日本政府の取った妥協策でした。
もちろん、私達は残念に思いますが、仕方ありません。でも、選手自身は、こういうこと、あまり気にしていないものなんですよ。
私、開会式を観ました。始めの部分は観られなかったのですが、全体的にがっかり。
これを企画した人が確たる信念を持って、作り出したものとは思えなかったのです。
「とりあえず、こんなのはどう?」と言って、いろんなことをやっていましたが、それらに脈絡がなく、説得力がありませんでしたね。
パンチに欠ける。何も大して覚えていない(一つだけ、多くのドローンで作った、空に浮かぶ地球儀は、今でも覚えています)。他の人にご意見を伺いましたが、似たり寄ったりでした。
最近のオリンピック大会開会式、2012年のロンドン大会は、非常に手間とお金をかけたものでしたが、ちょっと猥雑。そこへ行くと、私が本当に好きだったのは、2016年リオデジャネイロ大会の開会式です。これはいいと思いました。モダンで、企画がしっかりしていて、今でも覚えています。
東京五輪開会式から4日が経ちました。日本が、メダルの数では1位。英国は5位です。まずまず、幸先の良いスタートを切ったと言えるのではありませんか。
私、スポーツは、どんなものでも好きです。それで、毎日、TVで、東京オリンピックでの数々の種目を観ています。でも、中には、なぜ、こんなのがオリンピック種目に入っているの?と首をかしげる様なものもありますよ。例えば、3人制バスケットボール。どなたかお教えください。
今回の五輪開催前に喧しかった「オリンピックなんて興味ない」という声も、開会式が始まる頃から影を潜めてしまいました。皆さん、結構観ておられるのではありませんか。スポーツってそういう力を持っているのかも知れませんね。
ただ、スポーツを観るというのは、完全に受動的行為。熱狂したり、ハラハラしたり、落胆したりはしますが、何も考えなくていいため、ただでさえ空っぽな頭が、さらに空になります。
ですから、たまには、頭を使ってみようと思い、こうして、この駄文でも、と思い立った次第です。
もうすぐ、お目当の陸上競技が始まります。楽しみ。
何はともあれ、「東京五輪にはいろいろなことがあったけれど、いい大会だったな」と後世の人に言ってもらえるということが、 私の切実な願いです。(終わり)
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今日は石山望さんの東京オリンピックに関する日記をご紹介いたしました。東京オリンピックの開会式の弱点は?、スポーツの本質は?、こんな種目がオリンピアにあるのはどうかと思う!などなどの問題を明快に書いてある日記です。原文は、https://smcb.jp/diaries/8572648 にあります。
今日の挿絵代わりの写真は現在、自宅の庭に咲ているムクゲの花です。
それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈りいたします。後藤和弘(藤山杜人)
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石山望さんの日記には東京オリンピックをロンドンからら見るとどのように感じたか書いてありす。その上、日記の内容は以下のようないろいろな問題を明快に書いてあります。東京オリンピックの開会式の弱点は?、スポーツの本質は?、こんな種目がオリンピックにあるのはどうかと思う!などなどの問題を明快に書いてあるのです。皆様も共感を覚えることと存じます。私も感銘を受けたのでここに転載します。原文は、https://smcb.jp/diaries/8572648 にあります。
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石山望著、「東京オリンピック開催」
東京オリンピックゲームをTVで観ています。それも、興味を持って、。
最初に、。
この五輪大会は、開催が決まった8年ほど前から、問題が次から次に出た大会ですね。
まず新設する主要競技場のデザインのことで揉め、当初のは取り消して、結局日本人の建築デザイナーのに落ち着きました。次に、大会のシンボルマーク(ロゴ)。はじめ選ばれたのは、非常にすっきりしていてモダン。私、とてもいいと思いましたが、何か盗作の疑いがかかり、日本人の考案したのが最後に残りました。無難な選択です。
しかし、そういうこともなんとか治まり、やれやれと思っていた矢先、今度は、もっともっと厄介な問題が浮上してきました。
昨年当初中国で端を発したコロナ菌蔓延です。パンデミック。
始めは、半年もあれば、それも静まるだろうと多寡をくくっていた我々を嘲笑うかのように、この蔓延は勢いを増すばかり。結局、五輪開催一年延期に追い込まれてしまいました。
あの時は、日本が、なぜこんなに苛められなければならないのかと、可哀想になりました。だって、そんなのは、誰にも予測のつかなかったことですもの。
その後、人事の面で、色々ゴタゴタがあり、この五輪に携わっておられる数人の主要人物、解任または更迭という運びになりました。
そんなイザコザが、実に、この因縁付き五輪の開始直前まで続いたのですよ。
そんなこんなで、日本国民の多くが、この東京五輪に興味を示さなくなりました。嫌気がさしたのですね。その理由の最大のものは、やはり、コロナ菌蔓延の事実でしょう。「こんな状態で、オリンピックなんてできるの??」
また、今度のことで、最近のオリンピックゲーム開催にちなむ、好ましからぬ様々な事実も、人々の耳に入るようになりました。
でも、五輪に限らず、この頃の世界的なスポーツの大会って、そんなものですよ。フットボールの世界統率団体(FIFA)なんて酷いです。
というわけで、この東京五輪、様々な「反対運動」が最後の最後まで、東京近辺で見られました。オリンピックなんて要らない!!
でも、私は、この五輪を取りやめるわけにはいかないと、予々思っていましたから、とにかく、なんとか無事に、終って欲しい。願っていたのは、それだけでした。
そんな、紆余曲折を経て、やっと、東京五輪の開会式が、この7月23日(金)夜、新築された国立競技場で開催されました。
ここで特筆すべきは、この五輪、すべてのことが、無観客で行われるということです。それには、勿論、開会式閉会式も含まれます。これが、日本政府の取った妥協策でした。
もちろん、私達は残念に思いますが、仕方ありません。でも、選手自身は、こういうこと、あまり気にしていないものなんですよ。
私、開会式を観ました。始めの部分は観られなかったのですが、全体的にがっかり。
これを企画した人が確たる信念を持って、作り出したものとは思えなかったのです。
「とりあえず、こんなのはどう?」と言って、いろんなことをやっていましたが、それらに脈絡がなく、説得力がありませんでしたね。
パンチに欠ける。何も大して覚えていない(一つだけ、多くのドローンで作った、空に浮かぶ地球儀は、今でも覚えています)。他の人にご意見を伺いましたが、似たり寄ったりでした。
最近のオリンピック大会開会式、2012年のロンドン大会は、非常に手間とお金をかけたものでしたが、ちょっと猥雑。そこへ行くと、私が本当に好きだったのは、2016年リオデジャネイロ大会の開会式です。これはいいと思いました。モダンで、企画がしっかりしていて、今でも覚えています。
東京五輪開会式から4日が経ちました。日本が、メダルの数では1位。英国は5位です。まずまず、幸先の良いスタートを切ったと言えるのではありませんか。
私、スポーツは、どんなものでも好きです。それで、毎日、TVで、東京オリンピックでの数々の種目を観ています。でも、中には、なぜ、こんなのがオリンピック種目に入っているの?と首をかしげる様なものもありますよ。例えば、3人制バスケットボール。どなたかお教えください。
今回の五輪開催前に喧しかった「オリンピックなんて興味ない」という声も、開会式が始まる頃から影を潜めてしまいました。皆さん、結構観ておられるのではありませんか。スポーツってそういう力を持っているのかも知れませんね。
ただ、スポーツを観るというのは、完全に受動的行為。熱狂したり、ハラハラしたり、落胆したりはしますが、何も考えなくていいため、ただでさえ空っぽな頭が、さらに空になります。
ですから、たまには、頭を使ってみようと思い、こうして、この駄文でも、と思い立った次第です。
もうすぐ、お目当の陸上競技が始まります。楽しみ。
何はともあれ、「東京五輪にはいろいろなことがあったけれど、いい大会だったな」と後世の人に言ってもらえるということが、 私の切実な願いです。(終わり)
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今日は石山望さんの東京オリンピックに関する日記をご紹介いたしました。東京オリンピックの開会式の弱点は?、スポーツの本質は?、こんな種目がオリンピアにあるのはどうかと思う!などなどの問題を明快に書いてある日記です。原文は、https://smcb.jp/diaries/8572648 にあります。
今日の挿絵代わりの写真は現在、自宅の庭に咲ているムクゲの花です。
それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈りいたします。後藤和弘(藤山杜人)
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