後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

「世界中の民族の祭典、オリンピックの開会式の感動」

2021年07月24日 | 日記・エッセイ・コラム
昨日はテレビでオリンピックの開会式を見ました。前の1964年の東京オリンピックと比較していろいろな感慨が湧きました。何といっても64年のオリンピックは戦後復興した日本の国威発揚の雰囲気が強かったのです。それに対して今回は肩の力を抜いて選手個人を大切にする精神に溢れていました。国家よりも民族を大切にしているのです。
特にアフリカの殆どの民族国家や南太平洋の小さな島の民族やカリブ海の小さな島の民族の多数が参加したのです。
経済大国や軍事大国だけを重視しないで小さな島々の民族も平等に大切にした開会式でした。
そこでこの記事のタイトルに世界中の民族の祭典という表現を使ったのです。嗚呼、世界には様々な民族が平和に暮らしているのだ!という感動を覚えました。
民族と言えば近隣の台湾、韓国、北朝鮮はどうしたのでしょうか?そのことを報じるニュース記事を示します。
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『NHK和久田麻由子アナ「台湾です」と紹介』
日刊スポーツ、https://news.yahoo.co.jp/articles/f8511c3da9e2b1ade6155ea7637e88c5aa94711b

東京オリンピックの開会式が23日、東京・国立競技場で行われた。
台湾は場内アナウンス、プラカードの表記は英語、日本語とも「チャイニーズ・タイペイ」で、NHKも字幕は「CHINESE TAIPEI」だったが、和久田麻由子アナウンサー(32)は「台湾です」と紹介。バドミントンの有力選手について触れた。
大会公式サイトで事前に発表されていた「あいうえお」順の入場順では、台湾の入場はチェコ共和国の後となっていたが、実際は大韓民国の後に登場した。
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そして北朝鮮は今回は参加しませんでした。
ここで1964年の東京オリンピックの写真3枚と今回の開会式の写真2枚をお送り致します。

1番目の写真は1964年の東京オリンピックの開会式の日本選手団の入場行進です。一糸乱れない行進が国威発揚を連想させます。10月10日の日本晴れの日でした。自衛隊のジェット機が青空に五色のオリンピックマークを描きました。

2番目の写真は1964年の東京オリンピックで活躍した大松監督とに日紡貝塚の女子バレーボールチームです。
この東京オリンピックでは日本の体操チームが活躍し金メダルを含めて幾つもメダルを取りました。

3番目の写真は1964年東京オリンピックで活躍したチェコのチャスラフスカです。
彼女は平均台、跳馬と個人総合の金メダルに加え、団体でも銀メダルを取ります。優美な演技は日本において「オリンピックの名花」と言われました。
チャスラフスカは日本のファンが体操競技に詳しいことに驚き、また、滞在中に多くの日本人ファンから扇子、浴衣や日本刀などをプレゼントされたことに感激したことを語っていました。それらの贈り物は2013年の時点でも自宅に保管していましたが2016年に74歳で死去しました。2010年、日本国の秋の叙勲(外国人叙勲)にて旭日中綬章を受章していました。

4番目の写真は昨夜の開会式で入場する日本選手団です。本選手団は整列行進しないで個人、個人が嬉しそうに笑って歩いていました。選手の個性を大切にしている雰囲気でした。

5番目の写真は昨夜の開会式が開催された代々木の国立競技場です。打ち上げ花や照明の色彩がケバケバしくなく落ち着いた色調だったことが印象的でした。全体的にいろいろ工夫された感動的な開会式でした。

今日は1964年の東京オリンピックの思い出と昨夜の開会式を比較しながらその感動を書きました。
今度のオリンピックでは参加した世界中の民族の一人一人が個性を発揮して美しい演技を見せてくれるように期待します。

それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈りいたしす。後藤和弘(藤山杜人)