昨日ついに梅雨が明け青空が広がりました。久しぶりに遠くに行こうと思い山梨県の桂川の写真を撮りに行きました。桂川は富士五湖の山中湖から流れ出ている川です。外輪山の内側から流れ出ている唯一つの川です。
考えてみるとこの川にには東京に住み始めた1962年以来ずいぶんとお世話になりました。川沿いの景色が良く魅力的な川なので何度も遊びに行きました。
今日はこの富士山から流れるの桂川を写真とともにご紹介したいと思います。写真は昨日と以前に自分で撮った写真ですが2枚だけ他からお借りしました。
さて山梨県の桂川は山中湖村から流れはじめます。山中湖が水源です。富士山北麓の水を集めながらまず北西に流れ富士吉田市で北東に折れ曲がります。
都留市を経て大月市で流れる向きを東に変え上野原市で相模湖に流入しています。相模湖から下流は相模川と名前を変えます。そして津久井湖(相模原市)を経てゆるやかに進路を変神奈川県中部を貫き平塚市・茅ヶ崎市の境付近で相模湾に注いでいます。
都留市より上流地帯では富士山の噴火による噴出物に関連した地形が見られます。大月市付近より下流では河岸段丘が分布しています。

1番目の写真は秋の陽光に輝く山中湖です。風光明媚なので山中湖グランドホテルや富士ビューホテルに何度も泊まりました。

2番目の写真は忍野八海から見た富士山です。忍野八海には透明な水が豊富に湧き出る大きな泉が数個あります。美しい湧き水を眺めているだけで楽しいので何度も行きました。

3番目の写真は大月市の国指定登録有形文化財の駒橋水力発電所です。東京送電水力発祥の地です。
明治39年に着工し、工事は順調に進み明治40年に完成しました。55,000Vの送電電圧により東京の麻布、麹町一体に歴史に残る灯をつけました。これが我が国初の水力発電長距離送電の草分けとなりました。なおこの写真は他からお借りしたものです。

4番目の写真は観光名所の猿橋です。「岩国の錦帯橋」「木曽の棧(かけはし)」と並ぶ日本三奇橋のひとつで、広重の「甲陽猿橋之図」や十返舎一九の「諸国道中金之草鞋」などにその珍しい構造が描かれています。
長さ30.9m幅3.3m高さ31mのその姿は、橋脚を全く使わない特殊なもので鋭くそびえたつ両岸から張り出した四層のはねぎによって支えられています。なおこの写真は他からお借りしたものです。

5番目の写真は国宝・重要文化財の八ツ沢発電所です。八ツ沢発電所は桂川にほぼ平行して東西に延びる水路式発電所施設です。明治43年に着工,大正3年に竣工しました。
八ツ沢発電所は大規模調整池を有するわが国最初の本格的水力発電所施設です。わが国の重要文化財のなかで最大規模のものです。この八ツ沢発電所の力強い景観に感動して何度も写真を撮りに行ったものです。

6番目の写真は昨日撮った上野原市を流れる桂川です。川の中に鮎釣りの人が何人も見えました。

7番目の写真も昨日撮った上野原市を流れる桂川です。ここから下流で相模湖へ流れ込んでいます。
以上のように富士五湖の山中湖から流れるの桂川には数多くの魅力的な場所があるのです。
梅雨明けの晴天の季節になりました。是非、家族連れで桂川へ遊びに行って下さい。
それはそれとして、夏の季節の皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。後藤和弘(藤山杜人)