昭和20年8月15日正午、終戦の玉音放送は疎開先の田舎の小学校の校庭に整列して聞きました。夏の陽が照り付ける暑い日でした。
夏が来ると先の戦争のことを思い出します。そして特攻隊と米軍の大きな損害を思い出します。その思い出の一方、現在の世界中に軍事基地を展開しているアメリカのことを考えています。これが現在の世界の現実なのです。
世界には真の平和が無いのです。こんな現実だからこそ昔の戦争の悲惨さや残酷さを思い出すことが重要ではないでしょうか。
そんな想いで今日も昔の戦争の愚かさ残酷さをもう一度書いて書きたいと思います。平和を願う方々がご覧になるように祈ります。
まず特攻関連の戦死者から考えてみましょう。特攻隊関連の戦死者は14,009名だったのです。
2008年10月現在確認されている特攻隊員戦死者数は次の通りです。
海軍合計、4,156名。陸軍合計、1,689名。
この他に第二艦隊戦没者、回天を搭載して出撃し未帰還となった母艦潜水艦搭乗員などその他合計、8,164名。
以上を合計すると14,009名を数えるのです。(Wikipediaの特別攻撃隊より引用しました)
1番目の写真は1944年10月25日、神風特攻隊敷島隊の零戦の特攻で搭載燃料と弾薬が誘爆して爆沈した護衛空母セント・ローです。以下の写真の出典は、「https://ja.wikipedia.org/wiki/特攻で損害を受けた艦船の一覧」です。
2番目の写真は1944年10月30日神風特攻隊葉桜隊の零戦1機の特攻を受け艦載機が次々と炎上している軽空母ベローウッドです。奥は同じく特攻で炎上する正規空母フランクリンです。
写真のように特攻隊は連合軍の艦艇を沈めたのです。沈めた連合国軍の艦船と損害の概略は以下の通りでした。(出典は、http://kokoteikoku.web.fc2.com/Zakki/Senka.html です。)
太平洋戦域で沈んだ連合国軍の艦船です。
戦艦4隻
空母4隻
軽空母2隻
護衛空母(軽装備の空母)5隻
重巡洋艦11隻
軽巡洋艦6隻
駆逐艦74隻
護衛駆逐艦(軽装備の駆逐艦)4隻
潜水艦60隻
日本の潜水艦が撃沈した連合国商船184隻(907000総トン)
爆撃や砲撃などで沈めたものは不明
以上の表で注目すべきはイギリスの潜水艦4隻とオランダの潜水艦8隻が沈んでいることです。
多くの戦後教育を受けた日本人は太平洋地域で連合国側がイギリス、とオランダを含めて、これだけ数多くの悲劇が起きたことを知りません。
そして太平洋戦争に巻き込まれ戦没したアジア人は少なくとも1000万人以上と想像されています。
この昔の戦争の残酷さをもう一度思い起して、世界に真の平和を作るように努力すべきです。
毎年、8月になると広島や長崎の原爆の犠牲者の慰霊祭が行われます。そして8月15日には東京の武道館で天皇陛下、皇后陛下もご出席し、300万余の犠牲者の慰霊祭を行います。このように全国で慰霊祭をし、平和を祈る8月も間もなく来ようとしています。
しかし現在の世界の現実を考えると暗澹たる気持ちになります。世界中に展開している米軍基地の現実を考えると暗い気持ちになるのです。
3番目の写真は全世界に展開している多数の米軍基地の分布図です。出典は、http://manaoki.seesaa.net/article/388804731.html です。
これを見ると米軍があたかも全世界を占領しているように見えます。1990年頃のソ連の崩壊で米軍基地が昔の共産圏まで広がっているのです。
その米軍関連の海外駐留者は144万人の多数です。それらの米軍基地は先端技術に支えられた最新鋭の装備を誇っているのです。
詳しくは、https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%A1%E3%83%AA%E3%82%AB%E8%BB%8D をご覧下さい。
2008年の統計です。現役軍人数:144万人、予備役 149万人で順位は世界第一位だそうです。
そしてアメリカ軍の管轄地域は次のように全世界を覆っているのです。
管轄地域別の一覧;
アメリカ北方軍(USNORTHCOM)- 北米担当
アメリカ中央軍(USCENTCOM)- 中東担当
アメリカアフリカ軍(USAFRICOM)- アフリカ担当
アメリカ欧州軍(USEUCOM)- 欧州担当
アメリカ太平洋軍(USPACOM)- アジア・太平洋地域担当
アメリカ南方軍(USSOUTHCOM)- 中南米担当
以上のようにアメリカ軍の規模は非常に大きく、そして全世界を管轄しているのです。
最新鋭の装備の様子を写真でその一部を示します。
4番目の写真はアメリカ海軍の核弾頭ミサイル発射が可能な駆逐艦群です。
5番目の写真はアメリカ海軍の12隻の航空母艦の一隻です。アメリカ海軍は航空母艦打撃群を12編成も保有しているのです。
6番目の写真はレーダーに捕捉されないステルス戦闘機です。
7番目の写真は多量の軍事物資を迅速に輸送し前線へ落下傘で投下している様子です。
これらの写真のような先端的な装備を持っているアメリカ軍が世界に展開して駐留しているのです。全世界の人々が真に平和を祈っても地球上を覆う米軍基地があるというのが現実です。その上、近年は中国が台頭しアメリカと軍拡競争をしているのです。
この悲しい現実がある限り戦争が起きる可能性が常にあると考えざるを得ません。
平和を保つためには中国の政策も研究して、中国の動きも考慮に入れアメリカに根気よく外交的な働きかけを続けなければなりません。それは困難な道です。
日本の平和、そして世界の平和を少しでも実現するためには同時に国際友好を築くためのあらゆる努力をすることも重要です。
全国で慰霊祭をし、平和を祈る8月も間もなく来ようとしています。
今日は皆様とご一緒に、「世界に真の平和が来ますように!」とお祈りしたいと思います。後藤和弘(藤山杜人)
夏が来ると先の戦争のことを思い出します。そして特攻隊と米軍の大きな損害を思い出します。その思い出の一方、現在の世界中に軍事基地を展開しているアメリカのことを考えています。これが現在の世界の現実なのです。
世界には真の平和が無いのです。こんな現実だからこそ昔の戦争の悲惨さや残酷さを思い出すことが重要ではないでしょうか。
そんな想いで今日も昔の戦争の愚かさ残酷さをもう一度書いて書きたいと思います。平和を願う方々がご覧になるように祈ります。
まず特攻関連の戦死者から考えてみましょう。特攻隊関連の戦死者は14,009名だったのです。
2008年10月現在確認されている特攻隊員戦死者数は次の通りです。
海軍合計、4,156名。陸軍合計、1,689名。
この他に第二艦隊戦没者、回天を搭載して出撃し未帰還となった母艦潜水艦搭乗員などその他合計、8,164名。
以上を合計すると14,009名を数えるのです。(Wikipediaの特別攻撃隊より引用しました)
1番目の写真は1944年10月25日、神風特攻隊敷島隊の零戦の特攻で搭載燃料と弾薬が誘爆して爆沈した護衛空母セント・ローです。以下の写真の出典は、「https://ja.wikipedia.org/wiki/特攻で損害を受けた艦船の一覧」です。
2番目の写真は1944年10月30日神風特攻隊葉桜隊の零戦1機の特攻を受け艦載機が次々と炎上している軽空母ベローウッドです。奥は同じく特攻で炎上する正規空母フランクリンです。
写真のように特攻隊は連合軍の艦艇を沈めたのです。沈めた連合国軍の艦船と損害の概略は以下の通りでした。(出典は、http://kokoteikoku.web.fc2.com/Zakki/Senka.html です。)
太平洋戦域で沈んだ連合国軍の艦船です。
戦艦4隻
空母4隻
軽空母2隻
護衛空母(軽装備の空母)5隻
重巡洋艦11隻
軽巡洋艦6隻
駆逐艦74隻
護衛駆逐艦(軽装備の駆逐艦)4隻
潜水艦60隻
日本の潜水艦が撃沈した連合国商船184隻(907000総トン)
爆撃や砲撃などで沈めたものは不明
以上の表で注目すべきはイギリスの潜水艦4隻とオランダの潜水艦8隻が沈んでいることです。
多くの戦後教育を受けた日本人は太平洋地域で連合国側がイギリス、とオランダを含めて、これだけ数多くの悲劇が起きたことを知りません。
そして太平洋戦争に巻き込まれ戦没したアジア人は少なくとも1000万人以上と想像されています。
この昔の戦争の残酷さをもう一度思い起して、世界に真の平和を作るように努力すべきです。
毎年、8月になると広島や長崎の原爆の犠牲者の慰霊祭が行われます。そして8月15日には東京の武道館で天皇陛下、皇后陛下もご出席し、300万余の犠牲者の慰霊祭を行います。このように全国で慰霊祭をし、平和を祈る8月も間もなく来ようとしています。
しかし現在の世界の現実を考えると暗澹たる気持ちになります。世界中に展開している米軍基地の現実を考えると暗い気持ちになるのです。
3番目の写真は全世界に展開している多数の米軍基地の分布図です。出典は、http://manaoki.seesaa.net/article/388804731.html です。
これを見ると米軍があたかも全世界を占領しているように見えます。1990年頃のソ連の崩壊で米軍基地が昔の共産圏まで広がっているのです。
その米軍関連の海外駐留者は144万人の多数です。それらの米軍基地は先端技術に支えられた最新鋭の装備を誇っているのです。
詳しくは、https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%A1%E3%83%AA%E3%82%AB%E8%BB%8D をご覧下さい。
2008年の統計です。現役軍人数:144万人、予備役 149万人で順位は世界第一位だそうです。
そしてアメリカ軍の管轄地域は次のように全世界を覆っているのです。
管轄地域別の一覧;
アメリカ北方軍(USNORTHCOM)- 北米担当
アメリカ中央軍(USCENTCOM)- 中東担当
アメリカアフリカ軍(USAFRICOM)- アフリカ担当
アメリカ欧州軍(USEUCOM)- 欧州担当
アメリカ太平洋軍(USPACOM)- アジア・太平洋地域担当
アメリカ南方軍(USSOUTHCOM)- 中南米担当
以上のようにアメリカ軍の規模は非常に大きく、そして全世界を管轄しているのです。
最新鋭の装備の様子を写真でその一部を示します。
4番目の写真はアメリカ海軍の核弾頭ミサイル発射が可能な駆逐艦群です。
5番目の写真はアメリカ海軍の12隻の航空母艦の一隻です。アメリカ海軍は航空母艦打撃群を12編成も保有しているのです。
6番目の写真はレーダーに捕捉されないステルス戦闘機です。
7番目の写真は多量の軍事物資を迅速に輸送し前線へ落下傘で投下している様子です。
これらの写真のような先端的な装備を持っているアメリカ軍が世界に展開して駐留しているのです。全世界の人々が真に平和を祈っても地球上を覆う米軍基地があるというのが現実です。その上、近年は中国が台頭しアメリカと軍拡競争をしているのです。
この悲しい現実がある限り戦争が起きる可能性が常にあると考えざるを得ません。
平和を保つためには中国の政策も研究して、中国の動きも考慮に入れアメリカに根気よく外交的な働きかけを続けなければなりません。それは困難な道です。
日本の平和、そして世界の平和を少しでも実現するためには同時に国際友好を築くためのあらゆる努力をすることも重要です。
全国で慰霊祭をし、平和を祈る8月も間もなく来ようとしています。
今日は皆様とご一緒に、「世界に真の平和が来ますように!」とお祈りしたいと思います。後藤和弘(藤山杜人)