後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

「遥かに山郷の花園を懐かしく想う」

2021年08月18日 | 写真
今年の1月に85歳になってから長距離のドライブが出来なくなりました。毎週のように行っていた甲斐駒岳の麓の山小屋にも久しく行っていません。あの山麓にあった山郷の花園を懐かしく想う今日この頃です。無理すれば行けますが無理しないのも老境の心の豊かさです。
以前撮った山郷の花園の写真を見ながら静かに夏の日の午後を過ごしています。そんな写真をお送りいたします。







「アフガン撤退でアメリカは中近東を捨て中国と対峙する」

2021年08月18日 | 日記・エッセイ・コラム
最近のアメリカ軍のアフガニスタンからの拙速な撤退とイラクからの年内の撤退はアメリカは中近東を捨てる決断を示唆しています。アフガニスタンでは親米政権を残すことは失敗しましたがイラクでは親米政権を残すことに成功しました。
これでアメリカは本格的に中国と対峙するのです。両国は太平洋地区の軍備を拡張しています。アメリカは日本に中国攻撃のためのミサイル発射基地を作りたいと言われています。太平洋の波高しです。日本は賢明な外交戦略をしなければならないのです。

今日はアメリカのアフガン撤退とイラクの親米政権に関する最近の2つのニュース記事を並べてお送りいたします。

(1)アメリカ軍のアフガニスタンからの拙速な撤退
「米軍機にしがみつくアフガンの市民ら、離陸後に高さ数十mから落下し死亡か」2021/08/17 13:32、https://www.yomiuri.co.jp/world/20210817-OYT1T50112/




【テヘラン=水野翔太】アフガニスタンの首都カブールの空港で16日、増派に伴って到着した米兵が警備任務を開始した。米大使館員らの退避を支援するためだが、イスラム主義勢力タリバンの支配再来を恐れて国外脱出を求める市民が殺到し、空港は大混乱が続いた。
 米国防総省の発表では、任務には米兵約2500人が当たっている。今後、さらに500人増員するという。

 本紙通信員によると、航空券やパスポート、渡航ビザ(査証)がなくても米国の軍用機で出国できるとのうわさが広がり、空港には家族連れら数千人が押し寄せた。一部は空港の外壁をよじ登って敷地内に入り、滑走路になだれ込んだ。

 米メディアによると、米軍はヘリコプターを低空飛行させるなどして、市民らを滑走路から押し戻した。空港に入ろうとする市民とこれを制止しようとする米兵がにらみ合う場面もあった。
 米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(電子版)は、16日に空港で少なくともアフガン人8人が死亡したと伝えた。そのうち2人は武装していたとして米兵に射殺されたという。英BBCが報じた映像によると、複数の市民が米軍機にしがみつき、離陸した後に数十メートルの高さから落下した。2人が死亡したとの報道もある。

(2)アメリカは親米政権を残しイラクから撤退
「イラク駐留米軍、年内に戦闘任務終了へ イラク軍への支援は継続」
2021年7月27日、https://www.bbc.com/japanese/57968721

アメリカのジョー・バイデン大統領は26日、ホワイトハウスでイラクのムスタファ・アル・カディミ首相と会談し、年末までにイラクでの戦闘任務を終了すると表明した。一方で、イラクへの訓練や助言は継続するとした。イラクには現在、米兵約2500人が駐留し、イラクに残る武装勢力イスラム国(IS)に対処するイラク軍を支援している。

バイデン氏はホワイトハウスでの演説で、「ISに対処するために訓練や援助、支援を提供し続けることが、イラクでの我々の役目」としつつ、「年末までに戦闘任務に就くことはないだろう」と述べた。「我々の対テロ協力は、この新たな段階に移行しても継続する」とも述べた。

これに対し、イラクのカディミ首相は、「両国の関係は現在、かつてないほど強固なものになっている。お互いの協力は、経済や環境、健康、教育、文化など多岐にわたっている」と述べた。同首相は、イラク国内に外国の戦闘部隊は必要ないと主張している。イラク国内の米兵の数は今後も変わらないとみられるが、今回の動きはカディミ首相を支援するためのものと受け止められている。==========================

このように世界の情勢は大きく変わって行くのです。アメリカは本格的に中國と対峙するのです。日本にも中国攻撃のためのミサイル発射基地を作りたいのです。太平洋の波高しです。日本の賢明な外交戦略を期待しています。

それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。後藤和弘(藤山杜人)