後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

「東京オリンピックのボートレースとエイトの思い出」

2021年08月03日 | 日記・エッセイ・コラム
オリンピックで日本ではマイナーな競技でも選手達は熱心に訓練に励み出場しています。長年の努力でもメダルが取れない種目が少なくありません。そのような種目をご紹介したいと思い先日は9種のセイリング競技をご紹介いたしました。9種のセイリング競技とは以下の通りです。
・男子470級  (470級ヨット)
・男子フィン級 (フィン級ヨット)
・男子レーザー級 (レーザー級 ヨット)
・男子49er級 (全長4.99mの49er級ヨット)
・男子RSX級 (RS:X級というウィンドサーフィン)
・女子470級 (470級ヨット)
・女子49erFX級 (全長4.99mの49er級ヨット)
・女子RSX級 (RS:X級というウィンドサーフィン)
・女子レーザーラジアル級 (レーザー級 ヨット)
詳しくは、「オリンピックでのセイリングは何故マイナーなのか?」(2021年08月01日)をご覧ください。

さて今日は14種のボート競技をご紹介したいと存じます。
それには朝日新聞のデジタル資料、https://www.asahi.com/olympics/2020/game/rowing/ を参考にしました。

(1)まず14種の競技概要です。
ボート競技は水上の直線コースでオールを使ってボートを漕ぎ順位を競う競技です。カヌーと逆に進行方向に背中を向けて漕ぐのです。ボートに足を固定し座席はレール上を前後に動きます。オールを漕ぐ力は腕力よりも主に脚力です。オリンピックでは距離2,000メートルで行われます。
シングルスカルを除き、2人以上のチームで行うため1人1人の能力も必要ですが、何よりチームワークが重要です。全員の息がぴったりと合ったときの美しさはまさにボート観戦の醍醐味といえます。
オリンピックでは歴史が古く、第2回パリ1900大会から実施されており、女子はモントリオール1976大会から行われています。

(2)14種の競技
種目は大きく分けてスカルと普通に漕ぐスウィープの2つの種類があります。
スカルはオールを右手と左手に1本ずつ、合わせて2本持って漕ぐ競技です。一方普通に漕ぐスウィープはオールを1人1本ずつ持って漕ぐ競技です。
漕ぎ手の人数で分けると、スカルにはシングル(1人)、ダブル(2人)、クオドルプル(4人)の3種類があり、スウィープにはペア(2人)、フォア(4人)エイト(8人)の3種類があります。オリンピックでは、スウィープの「エイト」のみ漕手8人のほかに舵手(コックス)が乗る。
これで合計6種類になりますがあとの2種類は次の通りです。
種目により体重制限の設けられた「軽量級」があります。軽量級は、男子の漕手各人が72.5kg以下で平均体重が70.0kg以下、女子は漕手各人が59.0kg以下で平均体重が57.0kg以下となっているのです。
これで種目の合計は男7種目、女7種目となり、総合計は14種目になります。そして使う舟は6種類になります。
東京2020大会からは男女の種目数が同じ7種目ずつになることが決定していました。軽量級があるのはダブルスカルだけになり、男子にあった軽量級舵手なしフォアがなくなりました。また、女子に舵手なしフォアが新たに加わわり総合計はやはり14種になりました。

(3)松島で漕いだスウィープの「エイト」の思い出
私は仙台一高の頃スウィープの「エイト」を松島で漕いだ思い出があります。普段はカッターを漕いでいましたが時々座席が前後に動くエイトを漕ぎました。エイトは細身で繊細な作りです。漕ぐ時は絶対にカキ棚にぶっつけないよう細心の注意を払います。このエイトの魅力は舵手(コックス)の声に従って8人の漕ぎ手が心を合わせ整然とオールを動かすことにあります。その時の細長いエイトの姿が綺麗なのです。碧い松島の風景に溶け込んで美しいのです。そこで写真にエイトの姿と松島の風景を示します。









松島で漕いだカッターやエイトの思い出は私の宝です。
なお仙台一高はカッターやエイトを持っていません。東北大学の漕艇部から借りて来たのです。東北大学の漕艇部は以前に1960年のローマオリンピックに日本代表として出たこともあったのです。蛇足ですが家内の父が東北大学の漕艇部の顧問をしていたので家には小さいオールの飾り物があります.

今日は東京オリンピックのボートレースを説明しました。そして松島の海で漕いだエイトの思い出をご紹介いたしました。

それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。後藤和弘(藤山杜人)

「オリンピックで疲れたので奥多摩への旅をしました」

2021年08月03日 | 日記・エッセイ・コラム
ここ数日は毎日テレビでオリンピック競技を熱心に見ています。自分が競技に出るわけでもないのに体に力が入ります。気分も疲れます。そこで昨日、気分転換に奥多摩へ小さな旅をしました。
奥多摩は東京都ですが魅力的な自然が広がっています。多摩川上流と支流の秋川に沿った山郷に人々が静かに暮らしています。そして渓谷と山々が美しい風景になっています。
今日は奥多摩の美しい風景を写真でご紹介致します。

1番目の写真はJR御岳駅からほど近い国際鱒釣りセンターのある多摩川です。多摩川が周囲の緑を映し美しい風景を見せてくれます。この写真は昨日撮った写真です。

2番目の写真は国際鱒釣りセンターから上流方向の多摩川です。国際鱒釣りセンターでは鱒を沢山多摩川に放流してお客が釣っています。ここは車で河原に降りれる唯一の場所です。奥多摩は自分の家から2時間以内に行けるのです。この写真も昨日撮った写真です。
昨日の奥多摩への旅では鳩ノ巣までしか行きませんでしたがついでに他の写真をお送りいたします。

3番目の写真は渓谷美を誇る鳩ノ巣渓谷です。鳩ノ巣へは電車で御岳駅からすぐです。鳩ノ巣渓谷へは急な坂道を注意深く下りていきます。鳩ノ巣渓谷は家内と結婚する前に訪れた曾遊の地です。

4番目の写真は奥多摩周遊道路から見下ろした奥多摩湖です。この湖の西から山梨県になります。奥多摩湖はこのように見下ろした風景も良いのですが沿岸のドライウエイからの眺めも変化に富んで良いものです。

5番目の写真は御岳駅の下にある玉堂美術館です。川合玉堂は明治6年愛知県に生まれ昭和32年に84歳で没しました。
昭和19年から32年まで美術館の前の多摩川の向側にある御岳駅のそばに住んでいました。
奥多摩の自然を愛し、数々の傑作を世に送り出したのです。それで奥多摩の人々は郷土の誇りのように思っています。

6番目の写真は小澤酒造の母屋です。母屋は茅葺の江戸時代の家です。現在でも家族が住んでいます。
奥多摩で元禄15年創業されました。東京以外にお住みの皆様は「澤乃井」という地酒の名前はご存知ないと思います。「澤乃井」は奥多摩の「沢井村」で出来た酒なのでそう命名したものです。

最後の7番目の写真は奥多摩観光で見逃せない御岳山頂上からの眺めです。御岳山に登るケーブルカーがあるので誰でも気軽に行けます。頂上に山岳信仰の神社と宿坊があります。宿坊に泊まったこともありましたが部屋に暖房施設が無くて寒かったのが忘れられません。

さて奥多摩にはもっと沢山見逃せない所があります。桧原村の役場の前の丁字路を右へ入った奥にある払沢の滝と天狗の滝です。有名な那智の滝ほどではありませんが、払沢の滝は東京では一番見事な滝です。それから奥の日原の鍾乳洞は本格的な鍾乳洞です。秋吉台の大規模な鍾乳洞ほどでありませんが、ライトアップされた数多くの鍾乳石や石筍が幻想的な景観を見せています。

毎日テレビでオリンピック競技を見て疲れたので、昨日は気分転換に奥多摩へ小さな旅をしました。今日は奥多摩の魅力的な風景写真をご紹介致しました。
奥多摩へは東京駅から中央線で1時間の立川駅で青梅線へ乗り換え、さらに1時間で行けます。日帰りで充分ですので是非お出掛け下さい。

それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。後藤和弘(藤山杜人)