後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

「 米国民の半数が中国を最大の脅威と認識」

2023年08月02日 | 日記・エッセイ・コラム
「米国民の半数が中国を最大の脅威と認識、シンクタンク調査」 (jetro.go.jp)、https://www.jetro.go.jp/biznews/2023/07/eb676ad33b6b3615.html )からの抜粋です。
(調査実施時期は2023年月5月30日~6月4日、対象者は全米の成人1万329人。 )

米国シンクタンクのピュー・リサーチ・センターは7月27日、米国の脅威となる国などに関する世論調査の結果(注)を発表した。これによると、「将来、米国にとって最大の脅威になる国はどこだと思うか」の問いに対して、「中国」と回答した割合が50%に達し、2位の「ロシア」(17%)の3倍近くに上った。「北朝鮮」が2%、「どこでもない」が4%だった。2019年の調査では、「中国」と「ロシア」が同率の24%だったが、今回は中国がロシアを大きく上回った。

支持政党別では、共和党支持者が中国を脅威とみなす割合が高く、中でも保守派で74%、中道・リベラル派で47%だった。民主党支持者はリベラル派で41%、保守・中道派で40%とほぼ変わらなかった。一方、ロシアに対しては、民主党支持者の方がロシアを脅威とみなしており、リベラル派で27%、保守・中道派で23%だった。共和党支持者は中道・リベラル派で14%、保守派で8%だった。

中国を最大の脅威とみなす人のうち、98%(「大いなる脅威」78%、「かなりの脅威」20%)が米国経済にとって脅威と回答した。また、96%(「大いなる脅威」73%、「かなりの脅威」23%)が米国の国家安全保障にとって脅威と回答した。ロシアを最大の脅威とみなす人のうち、77%(「大いなる脅威」36%、「かなりの脅威」41%)が米国経済にとって脅威と回答し、97%が(「大いなる脅威」66%、「かなりの脅威」31%)が米国の国家安全保障にとって脅威と回答した。

以下省略します。写真はニューヨークの風景です。

「夏のニセアカシアの花の写真」

2023年08月02日 | 写真
ニセアカシアは5月頃咲き出して夏中咲いています。ニセアカシアの花の写真をお送り致します。
写真の出典は、http://www.forest-akita.jp/.../2017-jumoku/40-hari/hari.html などです。
ニセアカシア(別名ハリエンジュ、マメ科)について、
原産地は北米のロッキー山脈以東地域で、通称ニセアカシアと呼ばれる外来植物。日本には1874(明治7)年頃に渡来。痩せ地でもよく育ち、生長も速いので、砂防や早期緑化の目的で植えられ、公園樹や街路樹にもされている。

「中国文化(7)世界3位の軍事大国になった中国の脅威」

2023年08月02日 | 日記・エッセイ・コラム
このブログでは日本が中国から文化を導入して来た歴史を下記の6回の連載記事で書いてきました。遣隋使、遣唐使から始まって仏教や儒教の導入など中国は日本にとって最も重要な国でした。
「中国文化(1)ドイツ人の忠告と周栄章教授によって私の中国観が変わった」
「中国文化(2)始皇帝陵墓と兵馬俑を見た時の驚きと感動」
「中国文化(3)日本を仏教国にした玄奘三蔵法師」
「中国文化(4)遣隋使、遣唐使と唐の官僚体制」
「中国文化(5)阿倍仲麻呂の中国での活躍と玄宗皇帝」
「中国文化(6)孔子と儒教の日本への影響」

中国の軍事力はアメリカ、ロシアの次で世界3位です。
しかも、その中国は現在急速な軍備拡張で世界の脅威になっているのです。
下記の日本の松野官房長官の発表をご覧下さい。

“中国 軍事力の急速な増強は最大の戦略的挑戦” 松野官房長官
2023年3月6日 、(https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230306/k10013999641000.html )
中国が国防費を去年より7%以上増やすと公表したことについて、松野官房長官は、軍事力の急速な増強は深刻な懸念事項で、最大の戦略的な挑戦だとして、同盟国や同志国とも連携し、対応していく考えを示しました。
中国政府は、5日に始まった全人代=全国人民代表大会で、ことしの国防費は、去年と比べて7.2%多くなることを公表しました。
これについて、松野官房長官は記者会見で「中国は十分な透明性を欠いたまま、軍事力を広範かつ急速に増強しており、東シナ海や南シナ海などで、力による一方的な現状変更の試みを強化し、軍事活動を拡大・活発化させている」と述べました。

そして「わが国と国際社会の深刻な懸念事項であり、平和と安定を確保し、法の支配に基づく国際秩序を強化するうえで、これまでにない最大の戦略的な挑戦だ。わが国の総合的な国力と同盟国や同志国との連携により対応すべきものだ」と述べました。
また、台湾をめぐる問題について「対話により平和的に解決されることを期待するのが日本の一貫した立場で、両岸関係の推移を注視していく」と述べました。 

今日は中国の軍備の写真を示し、その国際的な影響を少しだけ述べたいと思います。
写真の出典は、https://www.jiji.com/jc/d2?p=cmp001-08646795&d=011int です。

さて写真で示したような中国の軍事力は世界3位あるばかりでなく現在急速に拡張しているのです。まさに世界の脅威です。
この中国の進展ぶりはいろいろな影響を与えています。
まず日本人にとって良い影響ですが、中国の強大化はアジア人の地位を押し上げます。例えばアメリカ社会でアジア系、日本系の人が尊敬され重視されるようになります。この反面、アジア系、日本系の人が警戒されます。
国際的にはアフリカや南米の発展途上国が中国の友好国になり中国の支配下になります。従来、アメリカとソ連が世界を2分していましたが、ソ連が崩壊しロシアになり中国も加わり3分するようになったのです。相対的にロシアが弱小になりました。将来はアメリカと中国が世界を2分する可能性が大きいのです。
中国の進展は日本にとって脅威です。中国との外交交渉は厳しくなります。日本の経済進出も厳しくなります。
このように現在急速に拡張している中国の軍事力増強は日本にとって警戒すべき事態なのです。日本のマスコミは楽観的過ぎます。中国の軍備増強の脅威を分析して議論すべきです。困ったものです。

それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。後藤和弘(藤山杜人)