後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

「旧懐の情かきたてる農家と水車の写真」

2023年09月08日 | 日記・エッセイ・コラム
今日はひどい雨です。気温も低く本当に秋が来たようです。こんな日には昔の秋の風景を思い出します。そして何故か疎開した農家や田舎の水車の風景を懐かしく思い出します。
そこで今日は昔ながらの農家と水車の写真をお送りいたします。小平ふるさと村で撮って来た写真です。
この農家は江戸時代中期に建てられ、戦後まで使用されていた比較的裕福な農家でした。
1番目の写真は南に向いた旧神山家の農家の右半分です。
2番目の写真は右手入り口から入って奥座敷の方の写真です。
3番目の写真は座敷に上がって入り口の前の庭を見た光景です。
板敷の広い台所の西端には神棚があります。
4番目の写真は台所の北の端にある座り式の流しです。
土間の左、台所の上がり口には囲炉裏があります。
5番目の写真は囲炉裏の反対側にある3基のおへっついです。特に右端の竈は大きくて多数の人々の宴会などに使われたのかも知れません。
台所には鉄釜やお櫃や酒入れや蒸篭(セイロ)などの炊事道具がキチンと積んでありました。
詳しくは、小平ふるさと村のHPは、http://kodaira-furusatomura.jp/institution にあります。
さて水車の写真をお送りいたします。長野県の穂高町にある大王わさび園で家内が撮った水車の写真です。
6番目の写真は穂高町にある大王わさび園にある水車です。
7番目の写真も穂高町にある大王わさび園にある水車です。
大王わさび園にある水車は黒沢監督が数十年前に「夢」という映画を撮影するためにわざわざ作ったものです。水車の間を笠智衆が扮した村の老人と村人が楽しげに踊り歩いている場面に出てくる水車です。水車が美しいだけでなく北アルプスの伏流水を集めた水量豊かな清流も美しいのです。
水車小屋と言えば1970年頃に住んでいたシュツットガルト市の郊外にもありました。ドイツ語でたしか Sieben Muhre(七つの水車)の道という中世から続く遊歩道でした。
車が通れない道なので子供を連れて行っても安心なのでよく散歩に行ったものでした。遊歩道のところどころにコーヒーとドイツ菓子を出す店があります。
その風景写真は、ドイツ語のSieben Muhre を検索すると出て来ます。水車小屋は洋の東西を問わず人々が好きなようです。

今日は旧懐の情かきたてる農家と水車の写真をお送りいたしました。

それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈りいたします。後藤和弘(藤山杜人)