後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

「感動的だった旅(3)蔵王山の一軒宿、峩々温泉への旅」

2023年09月05日 | 日記・エッセイ・コラム
仙台の大学を卒業したのは1958年でした。その頃は蔵王山に何度か登り麓の峩々温泉に泊りました。
峩々温泉は、北海道開拓使であった初代の佐賀藩主鍋島直正 が、宿営の建物を建てたことからその歴史が始まったそうです。明治初期のことでした。
視界に入るのは深い森と山ばかりです。自然とかけ流しの天然温泉です。携帯の電波が届かない山奥です。
蔵王山は宮城県と山形県にまたがる大きな火山です。火山ですのでその中腹や麓に幾つかの温泉が湧き出しています。宮城県側には遠刈田温泉、青根温泉、峩々温泉、そして山形県側には上山温泉、蔵王温泉(昔の高湯温泉)などです。
仙台や山形の人々はこの温泉へ湯治に行きます。四季折々賑わう温泉地ですが特に秋の紅葉の時期にはとても賑わいます。その一方蔵王山は登山やスキーを楽しむ山でもあります。
刈田岳や熊野岳が登山者をさそいます。刈田岳の噴火口、お釜の景観が登山の疲れを癒してくれます。そして冬は樹氷に輝くスキー場になるのです。
1960年に仙台を離れるまで何度も蔵王に行き山奥の峩々温泉に泊まりました。
結婚して東京に住むようになります。しかし家内を峩々温泉だけは連れて行きませんでした。当時の峩々温泉はあまりにも粗末で家内が驚くと思ったからです。
そんな峩々温泉の改築した現在の写真をお送りいたします。
1番目の写真は大きく改築した現在の峩々温泉です。建物が7棟もありますが1958年当時は1棟だけでした。
2番目の写真は峩々温泉の近景です。険しい山に囲まれています。
3番目の写真は峩々温泉の湯舟です。
4番目の写真は蔵王の頂上にある御釜の紅葉の風景です。傍の駐車場からかなり登ると眼前に急にこの風景が広がるのです。健在だった父母や家族と一緒に見たのも30年以上も前になりました。

自分の故郷の蔵王山の麓の峩々温泉をご紹介しました。思い出いっぱいの峩々温泉です。
故郷の山と峩々温泉は一生私の心に中にあり我が人生を豊かにしてくれます。

それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈りいたしす。後藤和弘(藤山杜人)

「感動的だった旅(2)野趣溢れる秘湯、酸ケ湯への旅」

2023年09月05日 | 日記・エッセイ・コラム
酸ヶ湯(すかゆ)は、青森県青森市南部にある八甲田山の火山の温泉です。湯はその名の通り強い酸性です。昔の温泉名は鹿湯(しかゆ)で「すかゆ」は読みの「しかゆ」が変化したものです。
八甲田山の中の一軒宿で豊富な湯量と効能から宿泊客が多数訪れます。宿の規模は大きく湯治客も多く、140室のうち90室が自炊の湯治です。自炊の湯治は東北地方の伝統で私も何度も自炊の湯治をしました。
酸ケ湯への旅は10年ほど前に家内と行きました。野趣あふれる野外の露天風呂に入りました。目の前に八甲田山の新緑が美しかったです。酸ヶ湯温泉の屋内には有名な千人部風呂があります。体育館のような巨大な建物の中に大きな浴槽があり「熱の湯」や打たせ湯の「湯滝」があります。そんな酸ヶ湯温泉の写真をお送りいたします。
1番目の写真は夏の酸ヶ湯温泉の一軒宿です。山奥にあるので車を根気よく運転して行きます。この建物の向こう側に私どもが入った野趣あふれる野外の露天風呂があるのです。
2番目の写真は有名な千人部風呂の女湯です。白濁し硫黄の匂いがします。
3番目の写真は千人部風呂の男湯です。女湯も男湯も湯舟が広いのです。
4番目の写真は自炊しない客のための客室す。自炊客用の部屋は狭く質素です。これも東北地方の伝統です。
さて東北地方にはこのような秘湯がいろいろあります。
秋田県の鶴ノ湯温泉や乳頭温泉や宮城県の鬼首温泉や福島県の檜枝岐温泉や岩手県の鉛温泉など沢山あります。
詳しくは、https://www.yukoyuko.net/onsen/ranking/hito/L02 をご覧ください。

今日は「感動的だった旅」の(2)として「野趣溢れる秘湯、酸ケ湯への旅」を書きました。

それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。後藤和弘(藤山杜人)