先ほどNHKのテレビを見ていたら、愛国心を教育の場でどう扱うべきか、どの様に教え るべきか、学校現場からのレポートが有った。見ていたら私の頭の上には?????? マークがいっぱいになったので、思わず筆を(キーボード)を取りました。まず?に思った 事は、「国家」の定義を抜きにして愛国心を語っている事です。国家の定義とはご存じの 通り①国土が有る事②国民が居る事③国家主権が有ること、です。では愛国心とは、 ①②③のいずれを愛する事でしょうか、もちろん全てです。総理大臣も大企業の経営者も 市井の市民も子供達も②に属するのですが、立場により考え方が異なります。
写真は海外から船で(今ではあり得ないが)日本に戻ってきた時(これは出港時だが)始 めて目にする光景、富士山です。この時誰に言われるでもなく感ずるのは、①②の愛国 心です。今問題に成っている「愛国心教育」は、「国家主権」現時点においては政府(官 僚)自民党(政治家)およびそれを支える諸集団(諸処有りすぎるので書ききれない)、こ れを支持するか否かを問うているわけです。野党も此には強く反対は出来ません。政権 を取ったら明日は我が身です。国家の定義における国家主権とは、そう言う意味では無 い、と言うかも知れませんが現実はそうです。この点を意識的に無視して語る愛国心論争 は、私にとっては???以外の何者でもありません。先ほどのNHKの番組では、学校の 先生は①②だけに論点を絞っていましたね、プチ官僚は賢い。