今月21日は夏至である。ここ北国では、あと二十日程で夏至ると言われてもピンとこな い。稚内や根室方面では、未だストーブを付ける日も有るそうだ。道南地方でもやっとヤ マツツジが咲き、春本番の感。四季の移ろいを表現する日本語は、奈良京都地方を標準 として発生したのだからいたしかたがない。当時は、蝦夷地や琉球国は念頭に無い。
私の勝手な季節感だが、日照時間の最も長い夏至と八月の盛夏が一致すれば、いか にも「夏ッ!」の感じがするのだが。でもこれは北国の人間の希望、南の方では唯でも暑 いのだから早く日が落ちてくれ、と言うのが本音だろう。
ちなみに今年の夏至の日の出日の入りを根室と那覇で調べてみた。根室は3:37~19:02 那覇は5:37~19:25である。日の出時刻は二時間も違うのに、日の入り時刻は二十三分し か違わない。これは地軸が23.5°傾いているためである。
では今年の冬至ではどうか、根室は6:47~15:45那覇は7:13~17:43である。沖縄の人は 夜型で、午前様まで飲んで騒いでいるのは日没時間が遅いためと思っていたが、このデ ーターからすればそうでもないらしい。ようするに唯の飲ベイなだけなんだろうな。