人外花境

暇人の何でも自然観察日記

主に野歩き山歩き.たまに旅歩きの写真ブログ

北海道観光を考える・その2

2006年06月17日 | 今日の雑感雑記

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 先日の北海道新聞に「道内旅行行けば行くほど飽きるーライバルの沖縄と対照的」とい う記事が載っていた。観光旅行の目的は、非日常の自然環境と文化に触れること。文化 とは、衣食住・生活習慣・芸能などに代表されるもの。観光目的の一つに、その地域の食 が有ります。北海道の食のイメージとして、カニ・ウニ・イクラその他海鮮食材が思い浮か ぶ。ある友人の話「北海道ではウニなんぞはドンブリで食ってますよ」とホラを吹いたら後 日、本州の知人から「こんどそちらへ旅行で行くからウニをドンブリで食わせてくれ」泣く泣く 大枚をはたいてウニをドンブリ一杯買ってきたそうな。

 北海道の人間だって、毎日毎日カニやウニを食っているわけじゃない、観光イメージの 食材と北海道の食文化は一致していないのだ。これに対して沖縄旅行に行ったら一度は チャンプルー料理と沖縄そば、そして泡盛ぐらいは飲むはずだ。これらの食材は観光用 ではなく、沖縄の食文化そのもの。沖縄は旅行者にとっての非日常が、観光用ではなく地 域の文化そのものの中に有る。北海道はその歴史的生い立ちからして、独自の文化を持 っていない、ここが観光地としての致命的欠点である。だからと言ってアイヌ文化を持ち出 して、これが北海道だ!なんて言わないで下さいよ、ますます嫌われます。写真はゴーヤ ー・さんぴん茶とオリオンビールの三点セット、誰が見ても沖縄。誰が見ても北海道の三 点セットは何だろう?