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人外花境

暇人の何でも自然観察日記

主に野歩き山歩き.たまに旅歩きの写真ブログ

暇人の暇つぶし・その1

2007年01月25日 | 今日の雑感雑記

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 暇なので今度はニセコ山系の新見温泉へ湯治に行ってきた。湯治と言う物は、朝昼晩三食宿のメシを食 べ、朝昼晩温泉に浸かり、それ以外にやることが無い。したがって、暇人が暇つぶしに湯治に行くと言うことは、 本末転倒な行為であった。

 暇つぶしの暇つぶしに寝っ転がって、天井の節穴数えてみてもしょ~がないので、何か考えてみることにし た。すぐに答えの出る考えは暇つぶしにならないのでダメである。なかなか答えの出ない事、いやいっそうのこ と答えの無い事を考えて見るのが良さそうである。まずは答えの無い事とは何かを考えて見る、これでケッコー 時間をつぶせる。

 紀元前の哲学者から今日の物理学者まで、2000年の長きに渡り人類の英知が考えても答えの出ないも の、「実在論」なんてのが暇人にとっては「バカな考え休むに似たり」で暇つぶしにはピッタシである。アリストテレ スやデカルト・カントなどの実在論は、そもそもその哲学的素養が私には無いため、考える糸口さえ無いのでこ れはパス。生かじりの耳学問で、相対性理論や量子力学なんて方面からの実在論が、手前勝手で的はずれ な空論に成る可能性が大なので暇つぶしにはもってこいである。

 無謀にも時間と空間の実在性について、こんな所から考えてみよう。・・・次回に続く。

 追記:新見温泉の湯は、石膏泉とのことだが、無色透明無味無臭、限りなく単純泉に近い。主要成分のカル シュムイオンが311.3mg/l ・ 硫酸イオンが907.1mg/l であるからかなり薄い温泉である。滞在中は曇り であったが、晴れたら露天風呂からの星空が素晴らしいと思う。尚、当温泉は由緒正しい湯治場である。食材を 持ち込み自炊しながらの逗留が可能。