昨日支笏湖の風不死岳(1102.5m)へ12年ぶりに登ってきた。
結構キツイ山であった事が記憶に有るだけで、登山道の様子などは完全に忘れてしまっていた。
風不死岳は支笏火山の三人兄弟の長男であり、次男は恵庭岳、三男は樽前山である。
ポロピナイの湖岸から見た風不死岳。
風不死岳頂上から支笏湖の西半分を望む、右端の頂上が雲の隠れているのが恵庭岳。
支笏火山は四万年前~三万年前の巨大噴火により、200k㎡超の火砕流を噴出し、
当時太平洋へ流下していた石狩川を埋め尽くし、日本海へと流路を変えさせた。
現在は水深360mのカルデラ湖に姿を変えている。
風不死岳は、二万年前にカルデラ壁から噴火を始めた後火山である。
恵庭岳はその後、一万五千年程前に対岸のカルデラ壁から噴火を始めた。
12年前に撮ったゴミだらけのフイルム写真です。
樽前山は9000年前から噴火を始め、頂上の溶岩ドームは1909年(明治42年)の噴火によって
僅か二日で形成されたといわれている。
この三火山は、北西から南東方向の構造線に沿って噴火した様に見えるので
次は苫小牧市の錦岡あたりで噴火するかも知れないね。
火山の平均寿命からすれば、樽前山はまだヤンチャ盛りの子供みたいなものだから
当面はこの方がアブナイ。
頂上付近までは樹林帯の中で見通しが効かない。
頂上が見えてきた、登り二時間三十分、下り二時間でした。
この時期は花も終わり、シラタマノキの白い実が目に付く。
シラタマノキも紅葉を始めています。