人外花境

暇人の何でも自然観察日記

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西表島の海岸を散歩する

2010年12月23日 | 島旅:西表島・波照間島

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銭函から石狩にかけての海は遠浅の海岸なんだが、北風が吹けば荒れ狂います。

風は冷たいし波シブキはかかるはで、冬の海岸なんぞは散歩するもんじゃありませんな。

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西表島の星立海岸です。12月6日の前後は大潮なので潮の引いた海岸を散歩します。

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12月上旬で気温30°、「此処は本当に日本か!」と蝦夷地から来たバカ人間は叫ぶのであった。

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潮の引いた砂浜には波の跡「漣跡」が残ります。

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これは同じ場所に有った岩の表面に刻まれた昔の漣跡、昔と言っても

新第三紀 中新世 の八重山層群の砂岩だから、少なくとも1000万年は昔の波の跡です。

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八重山層群の中の石炭層、漣跡に石炭層ですから、昔もここは潮が引けば砂浜が広がる様な

浅い海だったのでしょう。

1000万年前にバカ人間はまだ居なかったが、色々な動物がこの砂浜を行き来していたのだろう。

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アクロバティックな生え方をしていた蘇鉄の木です。生命力の凄さに感心しました。

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ここは星砂の浜です。12月に泳いでいる物好きが一名居ました。

「枯れ木に花が咲く」とは言いますが、ほとんど枯れ木にしか見えない木の幹から

緑の葉を茂らせているモンパノキです。

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今時はこんな物しか咲いていません。ヒユ科イソフサギ(磯塞ぎ)の赤い花です。

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アカネ科ソナレムグラの小さな花です。名前の由来は「磯馴ムグラ」から。

筒状の花の先が四裂し、中心部は細毛に覆われ中が見えないのが特徴です。


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