銭函から石狩にかけての海は遠浅の海岸なんだが、北風が吹けば荒れ狂います。
風は冷たいし波シブキはかかるはで、冬の海岸なんぞは散歩するもんじゃありませんな。
西表島の星立海岸です。12月6日の前後は大潮なので潮の引いた海岸を散歩します。
12月上旬で気温30°、「此処は本当に日本か!」と蝦夷地から来たバカ人間は叫ぶのであった。
潮の引いた砂浜には波の跡「漣跡」が残ります。
これは同じ場所に有った岩の表面に刻まれた昔の漣跡、昔と言っても
新第三紀 中新世 の八重山層群の砂岩だから、少なくとも1000万年は昔の波の跡です。
八重山層群の中の石炭層、漣跡に石炭層ですから、昔もここは潮が引けば砂浜が広がる様な
浅い海だったのでしょう。
1000万年前にバカ人間はまだ居なかったが、色々な動物がこの砂浜を行き来していたのだろう。
アクロバティックな生え方をしていた蘇鉄の木です。生命力の凄さに感心しました。
ここは星砂の浜です。12月に泳いでいる物好きが一名居ました。
「枯れ木に花が咲く」とは言いますが、ほとんど枯れ木にしか見えない木の幹から
緑の葉を茂らせているモンパノキです。
今時はこんな物しか咲いていません。ヒユ科イソフサギ(磯塞ぎ)の赤い花です。
アカネ科ソナレムグラの小さな花です。名前の由来は「磯馴ムグラ」から。
筒状の花の先が四裂し、中心部は細毛に覆われ中が見えないのが特徴です。
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