久高島の道端の木に絡まっていたマメの花。
オッ!綺麗な野生のマメの花が咲いている、と思って撮ってきたんだが、良く調べたらフジマメらしい。
フジマメ(藤豆)は、アフリカ原産?東南アジア原産?いやいや中国原産、解らないようだ。
食用・飼料用に栽培されていたものが野生化したらしい。
フジマメは日本本土でも広く栽培され、呼び名も「天竺豆」「隠元豆」「カササギ豆」「つる豆」
「千石豆」「万石豆」「だら豆(馬鹿豆)」・・・・・・調べればきりがない程沢山有った。
「隠元豆」は、1650年頃 隠元禅師が中国から持ち込んだという説が有る。
スーパーなどで売られている「インゲンマメ」や「サヤインゲン」は、これとは別物らしい。
北海道では、本来の山野草と栽培品種が野生化したものは容易に区別出来るのだが
沖縄方面では見慣れないせいもあり、なかなか解らない。
どうもこの頃朝の目覚めが早く成ってきた。
今朝も5時に目が覚め、窓の外を見れば朝焼けが。今日も天気が良く成りそう、だけど何となく外を歩き回る
気力が湧いてこない。朝は5時に目が覚め、夜は9時過ぎれば眠くなる、これじゃ唯のジジイだな。
グータラ生活を送っていれば、唯でさえ暇な暇人が益々暇に成ってくる。
そこで少しはまともな事?を考えて暇つぶし。これは5月に座間味島へ行った時の写真、物見遊山だけではなく
ちゃんと社会勉強もしているのだ。
「村長・助役・収入役 以下五十九名集団自決之地」とある。昔は村の名士と言えば、村長さん・駐在さん
校長先生と相場が決まっていたものだが、ここには駐在さんと校長先生の肩書きが無い。
ここには居なかったのか?それともさっさと逃げてしまったのか?座間味島の守備隊は一発も撃たず山中へ
逃げてしまったらしいが。(逃げ回る程大きな島ではないのだが)
この集団自決に関しては、次の三説が有る。
①日本軍の命令により自決した。
②皇民化教育(という名の洗脳)により「俘虜の辱めを受けず」で自決した。
③鬼畜米英を恐れ、自発的に自決した。
歴史とは、往々にして後世に作られるものだが、たかだか六十三年前の出来事で、生き証人もまだ
沢山居るはずなのに、なぜこんな事が問題になるのか。
「軍の命令は、天皇の命令である」であったから、真相はともあれ①説は絶対に受け容れられない
と言ったところじゃないですかね。
別に天皇が死ねと命令した訳じゃないが、天皇の名を勝手に使っていた旧軍関係者の自己保身が
そうさせるのでしょう。
藍い海、青い空に白い雲、亜熱帯の花々が咲き乱れる座間味島で、何となく気が重たくなった一時でした。
ニセコでの二日目は、目国内岳をピストンする予定だったが、天気が悪く頂上は雲の中だったため
ニトヌプリから五色温泉へのルートへ変更する。オジサン達は、楽する事に関してはすぐに意見が一致するのだ。
このルートは、山岳風景としては面白いものが無いので、途中で出会った小さな植物の写真でも。
パノラマライン登山口からニトヌプリ頂上までは1.0km程しか無いが、道は結構険しい。
前半は岩塊ゴロゴロの急な登りが続く。
薄暗い林床部のコケの絨毯の中から顔を出したキノコの兄弟。名前は解りません。
名前の解らないコケ類の一種。
地衣類の様に見えるのだが、胞子嚢を付けているので菌類か粘菌類か?わかりません。
アカモノ(イワハゼ)の実です。
シラタマの木の実です。
ガンコウランの実です。
小イワオヌプリの麓のロックガーデン(私が勝手に命名しました)でシラタマの木とガンコウラン。
ツバメオモトの実です。
これはオオバスノキだと思うのですが?
昨日一昨日とオジサン二人連れの凸凹コンビでニセコの山へ行って来ました。
一日目はパノラマラインの登山口からチセヌプリを経て、シャクナゲ岳~白樺山、新見峠までです。
標準コースタイム(誰が決めたんだ、こんなもの?)の4時間30分を大幅にタイムオーバーして
6時間20分の弥次喜多道中でした。オジサン世代はこれでいいのだ。
チセヌプリ頂上からのお馴染みの風景、手前からニトヌプリの北峰と南峰、イワオヌプリ、アンヌプリ
そして羊蹄山です。
反対側には、シャクナゲ岳と白樺山へ続く稜線、遠くに目国内岳と岩内岳が見えている。
空の雲は秋の気配を感じさせる。
急坂を下ってチセヌプリ分岐に着きました。「こちら側からは登りたくないな」
などと言いつつビーナスの丘で昼食とする。
シャクナゲ岳の中腹から見下ろすシャクナゲ沼、連日の雨で増水しているかと思ったが
普段通りの水位で湖畔の道を通れる。
シャクナゲ沼越しに見る目国内岳、この頃から低い雲が立ちこめてきた。
湖畔にはエゾオヤマリンドウが咲いている程度で、めぼしい花の季節は終わった。
秋の雰囲気漂う白樺山への稜線。
道端の花を愛でる友人のAさん、ではありません、白樺山への最後の登りにそなへ足の屈伸運動中です。
こんな物しか有りませんでした。エゾオヤマリンドウとミヤマアキノキリンソウ。
やっと新見峠が見えてきた。前目国内岳の頂上はキリの中。
本日は新見温泉泊まり。
山で汗を流し、露天風呂でサッパリ、その後冷たいビールを思いっきり流し込む。
これに勝る贅沢は有りません。何のために山登りに行っているのか?オジサン世代はこれでいいのだ。