人外花境

暇人の何でも自然観察日記

主に野歩き山歩き.たまに旅歩きの写真ブログ

北アルプス

2009年05月23日 | 旅行記

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社会の情報から隔絶した生活を送っていれば、新聞やテレビは単なる時間つぶしの

手段でしかない事が良く理解出来る。

そこから得られる情報が、実際に生活する上で何の役に立っているのか疑問である。

単なる情報中毒、情報を共有しないと社会から孤立してしまうのではないかという、

強迫観念でしかないのでは。ヨシヨシ、段々考え方が仙人っぽく成ってきたぞ。

でも、この様な所に一人で居れば夜が長いのである。結局は一杯飲んで寝てしまうだけ。

明日は小屋を引き払って次へ移動することにしょう。

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国道148号線・糸魚川街道を通って日本海側の糸魚川へ向かう。

北アルプスの山々を見るのは初めてなので、どれがどれやらサッパリ解らない。

大町付近から見た立山連峰だと思う。

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これは青木湖越しに見た白馬岳方面か?いずれにしても、北アルプスの山々は雄大である。

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右側残雪の山が糸魚川郊外から見た日本100名山の一つ、雨飾山(1963m)。

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さて今日からは車中泊の旅である。

本日の宿は、糸魚川市美山公園に有るフォッサマグナミュージアムの駐車場。

お風呂は近くのフォッサマグナ糸魚川温泉、入浴料1000円はチト高いな。

でも温泉と綺麗なトイレが有れば、車中泊は気楽で良いのです。


中山道

2009年05月22日 | 旅行記

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長野県内では国道142号線がほぼ江戸時代の中山道に相当する。

西暦1861年、今から148年前に皇女和宮一行がこの道を通ったんですね。

中山道は東海道に対して裏街道と呼ばれていたぐらいですから

世間の裏街道を行く人達も通ったのでしょう。

木枯紋次郎とか座頭市とか、こんな名前しか浮かんでこない私はアホか。

でもこの松並木は、往時の面影が残っていますね。

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中央の太い松の木が一里塚の松です。

この松の木の陰から、忍者か山賊が飛び出してきそうな雰囲気があります。

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道祖神なんかも有りますが、これはかなり新しく観光用でしょう。

見る人が見れば、どの辺りをウロウロしていたのかバレてしまいそうだ。

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ゴヨウアケビ(五葉木通)の花です。

北海道でも南部に自生しているらしいが、まだ見たことない。


安曇野へ行く

2009年05月21日 | 旅行記

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安曇野と言えばワサビ、ワサビといえば大王ワサビ農場、観光農園である。

この風景何処かで見たことが有る、旅行雑誌などに載っているお馴染みの写真だ。

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こんな看板が有った「ワサビビール」これも何処かで読んだ事が有る。

椎名誠の「からいはうまい」の中に、岩手県上閉伊郡宮守村稲荷穴で

ワサビビールを飲んだ話しである。ここ安曇野にも有ったんだ。

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安曇野の原風景、黒澤明映画『夢』のロケ地だったそうで。

作り物の風景とは言え、何か日本人の感性に訴える物がありますな。

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ここのところ毎日フキばかり食べている。フキの味噌汁、フキの炒め物などなど。

でも北海道人の私が食べているのは秋田ブキ(オオブキ)である。

これが日本古来の「フキ」と言う物か、などとアホなところで感心したりするのであった。


黒四ダム

2009年05月20日 | 旅行記

長野県側の扇沢から、トロリーバス~ケーブルカー~ロープウエイと乗り継いで

富山県側の大観峰まで行ってきた。雨が降っていたので、行った・見た・帰った、だけだった。

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標高1470mにある黒部川第四ダム、高さ186mのアーチダム。

詳しく知りたい方は、映画「黒部の太陽」を見て下さい。

雨が降っている上に観光放水もしていないのでいまいちだった。

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ダムの上から見た黒部川峡谷、よくもまあこんな所に作ったものだ。

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赤沢岳(2678m)だと思うのだが、頂上は雲の中。

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ロープウエイの終点、大観峰(2316m)から黒部湖と赤沢岳を望む・・・だが見える?

ここまで来ると雨が雪に変わっていた。

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ダムサイトの岩盤状態、表面を見る限りにおいてはこんな所に186mものアーチダムを

作っちゃいけない様に思うのだが。

まあ国策ダムだから、やっちまえ!てなもんだったんだろうね。

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小屋の周りにウジャウジャ咲いていたカキドオシの花。


ミスミソウ

2009年05月19日 | 旅行記

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先日夕陽を眺めていたら幻日(右端の赤い所)が出ていたので一枚パチリしました。

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霧ヶ峰高原ビーナスラインの大門峠付近(1441m)から見た白樺湖と蓼科山(2530m)です。

蓼科山は八ヶ岳連峰の北の端に位置する山ですが、標高2899mの赤岳を主峰とする

八ヶ岳連峰は天気が悪くて見えませんでした。

蓼科山は7合目の登山口まで車で行けば、2時間で頂上だそうです。

たったの2時間で2530mの頂上に立てるなんて・・・・・、

でも北海道の山では1500m相当ですから、まだ森林限界以下です。

5月上旬とはいえ、霧ヶ峰高原は一面の枯れ野でした。

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見たこと無い花だったので隣の住人に聞いたら「ユキワリソウ」との事。

ユキワリソウ(雪割草)はサクラソウ科の花のはず、?と思い帰ってから調べてみたら

キンポウゲ科のミスミソウ(三角草)で別名がユキワリソウでした。

葉の形が丸みを帯びているのでスハマソウ(洲浜草)かも知れません。

図鑑によれば「葉の形が島台の洲浜に似ているから」と書いてあった。

島台って何? 洲浜って何? 頭の悪いバカ人間は悩んでしまうのです。

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桜の花がとっても綺麗でした。梅じゃないよね?


バカ人間の山小屋暮らし

2009年05月18日 | 旅行記

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暇なバカ人間は、長野県のとある場所に有るこんな山小屋で一週間も暮らしていたのです。

もちろん新聞・ラジオ・テレビは有りませんし、携帯も圏外です。

小沢代表が辞めたって、豚インフルエンザが広がったって、株価が上下しようが、

バカ人間には関係無いのでどーでもいいんですが。

鉄道の枕木を積み上げて作ったので「枕木小屋」と呼ばれていました。

建材の調達に当たっては「もらう・ひろう・かっぱらう」がポリシーだったそうで、

造作はご覧の通りでこれ以上何も申しません。

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ここが食事と団らんの場、写真では綺麗に見えるが本当はメッチャきたない。

この場所は標高900m程の所なので、毎日ストーブをガンガン焚いても夜は寒かった。

何しろ彼方此方隙間だらけで、非常に風通しの良い造りなもので。

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窓を開け放し小鳥のさえずりなどを聞きながら、昼寝するには最高の環境ではありましたな。

バカ人間は、こんな山小屋で仙人暮らしに憧れていたのですが実際に住んでみると、

ヤッパシど~もねぇ。まだまだ人間の枯れ方が足らないようで。

でもこれ以上歳を取って足腰が立たなくなれば薪割りも出来ないし、

面白くないけれども都心のマンション暮らしが年寄りにとっては無難なところかな。

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盆栽みたいに小さなボケの木に花が咲いていました。

こんなのが小屋の周りに沢山生えているのです。

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これはフデリンドウでしょうか、ポツポツと咲き始めていました。

長野県の標高900mの季節感は、北海道中央部の平地とほぼ同じように感じました。


現代の北前船

2009年05月17日 | 旅行記

旅とは、旅すること自体が目的であるから「何しに行ったの?」と問うことは野暮である。

でも今回は新日本海フェリーに乗ってみたかったのです。

我が家の窓から毎日定時に小樽港から出航する白い巨体が見え、一度は乗ってみたかった。

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行きは午前10時30分小樽港発新潟行きの「ゆうかり」です。大きすぎて一枚の写真には収まりません。

全長199.90m、総トン数18,229トン、航海速力22.7ノット(40.86km/時)です。

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帰りは午前1時15分敦賀発苫小牧東行きの「すずらん」

全長199.45m、総トン数17,345トン、航海速力29.4ノット(52.92km/時)です。

真夜中なのでこんな写真しか有りませんが、5800トンの貨物を積んで敦賀~苫小牧東まで

948kmを19時間15分で着いてしまうのですから、まさに現代の北前船ですね。

新日本海フェリーの回し者みたいですが、ちょっとだけアピールを。

国内数あるフェリー航路の中でも、新日本海フェリーはトップクラスなのです。

舞鶴・敦賀・新潟・秋田・小樽・苫小牧東間に4航路有り、周航する船舶のトン数は、

16,810トン、17,345トン、18,229トン、そして20,558トンで、最大速度は何と30.5ノットです。

国内航路で次に大きいのは、有村産業の「クルーズフェリー飛龍」で

16,494トン、25.0ノットです(でした?)。

三番手は太平洋フェリーの「きそ」で、15,795トン、23.2ノットですから、新日本海フェリーはスゴイのだ。

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まあね、なんて能書きはどうでも良いのですが、ボケーッと海を見ている時間がたまりません。

稚内から与那国島まで船を乗り継いで旅してみたいなぁ~。


帰ってみれば春真っ盛り

2009年05月16日 | 今日の雑感雑記

旅から帰ってみれば、な・な・なんと!出る時は枯れ木の山だったのに、

緑したたる新緑の山に変わっているではないですか。

たったの二週間弱の間に、この時期は本当に季節の移ろいが早いです。

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裏山の春モミジです。

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ニリンソウが真っ盛り。

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薄紅色のニリンソウ。

信州の山も桜が終わって新緑の季節でした。帰ってきたら北海道も新緑の季節。

結局今年は桜の花を見る事が出来なかった。何しに行ったものやら?

明日からボチボチと旅の話しでも。