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【原文】
子曰、臧文仲居蔡、山節藻セツ*(うだつ)、何如其知也、
【読み下し】
子の曰わく、臧文仲(そうぶんちゅう)、蔡を居く。節を山にしセツを藻にす、何如(いかん)ぞ其れ知ならん。
【通釈】
先生がいわれた、「臧文仲は卜(うらな)いに使う大亀甲をしまっていたし、柱の上のますがたに山をほり、梁の上の短い柱に藻を描い[て天子でなければできないことをし]た。どうかな、それで智者だとは。」
【English】
The Master said, "Tsang Wan kept a large tortoise in a house, on the capitals of the pillars of which he had hills made, and with representations of duckweed on the small pillars above the beams supporting the rafters.-Of what sort was his wisdom?"
『論語』とは、読んで字の如く「論じ語る」、孔子と弟子達や要人達との間に交された対話録。
『論語』は私たちの生き方の原点を見つめた思索の宝庫であり、人間性を磨く叡智が凝縮した永遠の古典。
読めば読むほど胸に深く沁み込む簡潔な言葉の数々。
『孟子』『大学』『中庸』と併せて儒教における「四書」の一つに数えられる。
全20編(学而第一~堯曰第二十) 構成され、編の名称は各編の最初の二文字を採ったものであり内容上の意味はない。
したがって、学而第一から順に読む必要はなくどこから読んでもかまわない。