阿蘇の料理「だご汁」
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「だご汁」は、九州で古くから「おふくろの味」として親しまれてきた郷土料理です。小麦粉の平たい団子「だご」を味噌または醤油仕立ての汁に浮かべた汁物で、もともとは朝から晩まで農作業で忙しい農家の人々が簡易迅速に栄養補給するための献立でした。冬の寒さが厳しい阿蘇では、栄養価の高い地元の野菜を使った「だご汁」が、今でも頻繁に食べられています。大地と自然、神々に見守られてきた阿蘇ならではの心温まる一椀です。.
人々の命の源「カルデラ」
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阿蘇のカルデラは、古代の火山噴火により形成されました。カルデラ内には雨水がたまり火口湖ができましたが、火口瀬の形成により水が流出しました。伝説によると、健磐龍命(タケイワタツノミコト)が田園を造るために外輪山を蹴破って水を出したとされ、米塚の窪みは健磐龍命が米をすくって人々に分け与えた際にできたといわれます。豊かな水と実りをもたらすこの地の人々は、自然と神を畏れ、慕いながら生きてきました。...
コンセプト
「明日の遺産」九州
かって九州には、九つの国があったといわれています。
古代、日本の中心であったといわれる場所。
いまも、昔も、つねに異国と接しながら
自らの文化を築いてきた場所、それが九州です。
それぞれの文化の中に強い個性があります。
歴史 自然 食 伝統芸能 祭り 思想 信仰・・・・
その個性豊かなたくさんの文化は、どんなに時が過ぎても
人々の心を揺さぶるはずです。
遠い昔から、私たちに贈られてきた大切なものを、
おなじように次の世代へ伝えていきたい。
永遠に守りたい、そんな大切なものを紹介していくのが
Nippon Archives「明日の遺産九州」なのです。