![]() | 天使と悪魔のあいだ〈下〉―さようならそしてこんにちは『片翼だけの天使』 角川文庫 い 37-11 |
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角川書店 |
【一口紹介】
◆出版社/著者からの内容紹介◆
韓国生まれの妻との国際結婚から生まれた、すれちがいと愛情。
韓国生まれの元・ソープ嬢と結婚した、小説家・越路。妻の景子は、韓国へのホームシックで不倫してしまう。国民意識の違うから、20歳離れた結婚だから生まれた、複雑な愛の形。
◆内容(「BOOK」データベースより)◆
小説家・越路玄一郎と、韓国生まれの元ソープ嬢の妻・景子は、すれ違いの多かった国際結婚生活に終止符を打ち、20年目にして離婚することになった。
日本でホームシックと差別を感じ続ける景子は、韓国人の料理人と暮らすと言って、越路の元から離れていった。
一人残された越路は、家政婦の助けによって暮らす生活を送り始める。
しかし、生活感の無い景子と、外国籍の韓国人料理人との生活は破綻し、再び越路の助けを求めるが―。
離婚した妻から助けを求められた時、男のやさしさとは…。
「片翼だけの天使」シリーズ完結編。
【読んだ理由】
蕎麦屋のママさんに勧められて。
【印象に残った一行】
見ていると、韓国人は本音を言う性格が強いように思われる。そして、それは日本人にとってみれば自分に都合の良いことだけを述べ立てているように聞こえる。
日本人の場合、かなり親しくなってから腹を割る。つまり、本音を打ち明ける仲になるわけだが、韓国人の場合は、はじめから自分の本音をぶつける。
これが日本人にとっては身勝手に映る。日本と韓国のこういう文化のギャップ両国の中の悪さにつながっているのかもしれない。
【コメント】
最後は離婚して別離するのかと思ったら、離婚した妻から世話を受け続け、めでたしめでたしの意外な最後。
だから副題が「さようならそしてこんにちは」だったのか!

