神気をかもす、全国の鴨社総本宮
金剛・葛城山の山麓は、大和の大豪族・鴨一族の発祥の地として知られています。
この地に鎮座する高鴨神社は、鴨族が守護神として祀った社の一つで、全国の鴨(賀茂、加茂)神社の総本社として多くの人々の崇敬を受けてきました。
主祭神の阿遅志貴高日子根命(あぢすきたかひこねのみこと)別名 迦毛之大御神(かものおおみかみ)は、死した神々をも甦らせることのできる神力の強い神様とされています。
また、鴨族の神々は国造りの大業に参画したとされ、神話の中で大きく物語られてきました。「カモ」は「カミ」と同源で、「カモす」という言葉から派生し、神の「気」が放出するさまをあらわしていると考えられています。
鴨族は、全国に製鉄や薬などを伝えたといわれますが、世のため人のためという奉仕の心、使命感、謙虚で誇り高い生き方をもかもし出し、各地に広めていたのかもしれません。
美しき日本
日本人は、日本のことをどれくらい知っているのでしょう?
生まれた土地のことを、どれくらい知っているのでしょうか?
日本らしさとは、なにか?
日本人が日本について知るべきことは、
まだまだたくさん残っているはずです。
きっとそこには、あなたの知らない日本があるはずです。
四季の風景、思想、文化、祭り、伝統、技術。
日本の魅力を、ひとつひとつアーカイブしていくことで
「日本」の魅力を、ひもといていきます。
その土地でしか感じられない、魅力を再発見すること。
日本というひとつの国に、こんなにも多くの魅力があることを知ること。
日本人に、日本のことを深く知ってもらうための入り口。
それが、Nippon Archives「美しき日本」です。