日本の祈りの地、熊野三山の奥の宮
大峯山系の霊峰のひとつである玉置山(標高1076m)の頂上近くに、「熊野三山の奥の宮」といわれる玉置神社があります。
その歴史は古く、第10代崇神天皇の時代(紀元前)に、王城火防鎮護と悪魔退散のため創建されたと伝えられています。
境内には、樹齢3000年といわれる神代杉(じんだいすぎ)をはじめ、夫婦杉(めおとすぎ)、磐余杉(ゆわれすぎ)など、名前が付された巨樹がそびえ、ただじっと、移りゆく時代を見つめてきました。
この地で千年以上も繰り返されてきた祈りに思いを馳せる時、「祈る」とはどういうことなのか、あらためて考えさせられます。
純粋な気持ちがある時にこそ、人は祈るのかもしれません。
玉置神社を含む「大峯奥駈道」は、2004年7月に「紀伊山地の霊場と参詣道」としてユネスコの世界遺産に登録されました。台所・社務所は重要文化財にも指定されています。
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コンセプト
美しき日本
日本人は、日本のことをどれくらい知っているのでしょう?
生まれた土地のことを、どれくらい知っているのでしょうか?
日本らしさとは、なにか?
日本人が日本について知るべきことは、
まだまだたくさん残っているはずです。
きっとそこには、あなたの知らない日本があるはずです。
四季の風景、思想、文化、祭り、伝統、技術。
日本の魅力を、ひとつひとつアーカイブしていくことで
「日本」の魅力を、ひもといていきます。
その土地でしか感じられない、魅力を再発見すること。
日本というひとつの国に、こんなにも多くの魅力があることを知ること。
日本人に、日本のことを深く知ってもらうための入り口。
それが、Nippon Archives「美しき日本」です。