御柱祭で持ち歩く弁当を想定した料理教室
今春の諏訪大社御柱祭に向けて茅野市金沢地区は27日、御柱を曳行(えいこう)する氏子らが携帯する弁当を想定した料理教室を同地区コミュニティセンターで初めて開いた。長距離を歩く氏子の疲れを回復しようと、栄養分が豊かなレシピを学んだ。地元の女性ら約20人が参加し、「洋風ちまき」「ほうれん草の中華風炒め」などの調理に腕を振るった。
同市金沢在住で県食生活改善推進協議会すわ支部の小池すみ子さん(76)が講師を務め、4品の作り方を教えた。
洋風ちまきはベーコンやタケノコを具材にアルミホイルで包んで蒸す。前日に準備しておけば、5分ほど蒸すだけで仕上がるのが特徴だ。ほかに鶏胸肉にマーマレードとしょうゆを絡めて焼いたり、ほうれん草を春雨や卵と炒めたりする料理があった。
金沢地区を含む上社山出しでは3日間に約12キロにわたり曳行する。同地区の諏訪大社大総代を務める宮坂義政さん(68)も会場で味見。御柱祭では昼食をゆっくり取れない状況もあり得るとし、「味も良く、携帯できて栄養豊富な点もいい」と喜んでいた。
小池さんは「氏子の人たちがしっかり栄養を付け、頑張ってほしい」。参加した女性(62)は「手軽なメニューで、弁当用にぜひ作ってみたい」と話していた。(2016年2月28日掲載)
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