一部引用・・・正直言って、この本を読むまでは、やはり周防監督とか村木厚子さんとかでも、法制審の現場では妥協的に振る舞ってしまうのかと思っていたが、そうした評価は不当なものであった。
驚きと呆れと怒りがよく伝わってくる第一級のドキュメントであり、リアルタイムで議事録とか見ていたときの感じがまざまざと追体験できる。
それにしても、あの新時代の刑事司法制度特別部会が始まる前の村木さん冤罪事件から部会の進行中に起こったPCなりすましウィルス事件のあたりの反省で、検察のあり方会議とかを設置するとか、「検察の理念」を発表するとか、そういう動きはすべて世間の批判をやり過ごすためのポーズに過ぎず、
実際にはそれまでの刑事司法実務に悪いところがあるなどとは一つも思っておらず、冤罪とか誤認逮捕とかはまあ必要悪くらいに認識していれば良い方で、むしろ治安維持とか犯人処罰のためなら少々の冤罪や誤認逮捕は仕方がないくらいに思っているということが、この本を読んでもひしひしと伝わってくる。
それでもボクは会議で闘う #人質司法 はこうして残った #BLOGOS https://t.co/uYbZCwgd1v
— achikochitei (@achikochitei1) 2019年3月7日
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