阿智胡地亭のShot日乗

日乗は日記。日々の生活と世間の事象記録や写真や書き物などなんでも。
  1942年生まれが東京都江戸川区から。

佐藤久秋さんが11月19日から始まる「吉田版画アカデミー展」に出展します。会場は御徒町のモンベルビル4F。

2022年11月18日 | ゲストルーム

佐藤さんとは1966 年の4月に、当時大阪の淀屋橋にあった本社の入社式で出会ってからの付き合いだから

既に56年を閲したことになる。佐藤さんは四国の工場の独身寮の時代に同期入社の生田さんから絵画の道に誘われたそうだ。

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2018年6月18日のアカデミー展掲載エントリー 

会場は御徒町駅南口を出るとすぐのMontBellの4階だった。



友人の佐藤君の作品。小品だが存在感を放っていて気持ちが鎮まる版画だった。



作家と作品

作品の完成までのプロセスや使用された技法や団体の歴史などの解説を伺った。特に毎週見ているNHKの日曜美術館で前に放映された

英国のダイアナ妃の執務室に飾られていた日本の木版画の作家がこの団体の創設者だという話には驚いた。

帰りは一駅秋葉原駅まで歩いた。AKB48劇場の前はかなりの人で賑わっていた。

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ダイアナ妃の執務室には吉田博の版画が飾られていた。

吉田博の作品

 

 

 

吉田 博は、もともと水彩画・油彩画の画家でアメリカではある程度成功をおさめていましたが、49歳で木版画の道へ進みます。

その作風は、水面に写る船の影のゆらめき、山頂に朝日があたる一瞬の光、水の流れや光のうつろいなど、驚くほど繊細に表しています。

吉田 博の版画の特色として、平均30版以上といわれる多色刷り、細部での亜鉛凸版の使用、大判木版画などがあげられます。

なかでも帆船シリーズに代表される、同じ版木を用いて色を替えて刷る時間や気候の変化を表した同版色替の技法は大きな特色のひとつです。

 引用元。

 

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図書館の帰りに久しぶりに町中華の店「珍来」で夕食にした。

2022年11月18日 | 食べる飲む

予約本の到着メールが家に入ったので 夕方でかけた。二人分の三冊を受け取ってから いくつかある帰路ルートの商店街ルートを取った。

 珍来の店の明かりをパスできずに入店した。7月以来だった

相方は ワンタン麵をオーダー

私はニラレバ炒めと熱燗一合

この店では、ニラレバ炒めをオーダーすることが多い。流行っている店のレバーやニラやもやしなどの材料は

回転が速いから、いつも新鮮でおいしいのが理由だろうと思う。以前より料理のボリュームが減り値段も上がっていた。

 

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西宮北口の「デリーキッチン」のランチと映画「ゼロの焦点」           13年前の今日 2009年11月18日の本ブログに掲載

2022年11月18日 | 「過去の非日乗&Shot日乗」リターンズ

映画「ゼロの焦点」は好きな女優が3人出ています。中谷美紀、広末涼子、木村多江がその3人です。

松本清張の小説が原作の映画でもあり、兵庫県西宮ガーデンのTOHOシネマズ西宮OSへ見に行きました。

映画を見る前に、時々無性に食べたくなるカレーの店「デリーキッチン」でちょっとはり込んで昨日はランチC(1250円)を食べました。

 ってか、デリーキッチンで食べたいので 三宮ではなく西宮へでかけたというのが本当です。

カレーはミストレスに勧められるままに今回もお代わりし、焼きたての大きなナンも完食です。3品あるカレーの中から、サトイモとチキンの「本日のカレー」を

チョイスしましたが、おいしかった。サトイモがカレーとよく合うのに驚きました。

 

インドの漬物であるアチャールもきちんと卓上に提供されて旨かとです。


また、緑いろのコリアンダーチャツネは旨辛くって、タンドールオーブンで焼いたチキンタンドリーカバブやシークカバブ、フィシュティカにこれをつけて食べたら、

もうたまらんごとでありました。いつものジントニックもオーダーしました。

キャシャーで支払いをするとき、いつものようにキッチンのインド人コックさんらも、こちらを振り向いてアリガトゴザイマシタと送ってくれました。

 西宮ガーデンのシネマコンプレックスは初めてでしたが、「ゼロの焦点」が上映されたセルは広くて大きくて快適でした。

また観客も平日の午後ですから年金族が殆どでしたが、80人くらい入っていて驚きました。口コミや新聞の映画評で見に来る人が増えているようです。

昭和32年の12月の東京と金沢を舞台にした時代の空気を強く描いたドラマは骨太で引き込まれました。

 時代考証も本格的で、同時代に住んでいた三重県四日市市の町並みや暮らしを思い浮かべました。

映画のレビューは「阿智胡地亭の非日乗」にUPしますが、[ゼロの焦点]はおそらく本年度のトップクラスの映画だと思います。鑑賞をお勧めします。

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2009年11月20日(金)「阿智胡地亭の非日乗」掲載

映画「ゼロの焦点」を見ました。  松本清張の 同時代に生きた者へのレクイエム

 

ぐいぐいと引張っていくドラマ作りは骨格がしっかりしていました。これぞ映画館で見る映画だというほんまもんの映画でした。  

 好きな女優が三人出ているのと、原作が松本清張だという理由でこの映画を見に行きました。

女優3人とは広末涼子、中谷美紀、木村多江のことです。「おくり人」の広末涼子、「嫌われ松子の一生」と「白洲次郎」の中谷美紀、

「上海タイフーン」の木村多江。それぞれが今、旬の役者さんばかりで、3人それぞれがその個性をだして役割をリアルに演じていました。

この映画は太平洋戦争の結果、突然社会の下層に落とされた それまでは普通に暮らしていた生活者と、そこにからむ新婚夫婦の突然の暗転を描いた映画です。

結婚した夫がどんな人間か殆ど知ることがないまま、夫が失踪する。夫の過去を以前の任地である金沢に訪ねるしかない新妻。ある意味推理小説仕立てですが、それは本題ではありません。

 松本清張と太宰治。一人の人気作家が心中で死んだ頃、もう一人は全く無名の小説家志望者でした。その二人が共に今年生誕100年だそうです。

二人の生まれ育ちは両極端というほど違いますが、二人が生み出した作品は今も沢山の読者に読まれている。凄いことだと思います。

三島由紀夫が編集委員の一員で発行されたある日本現代文学全集。三島由紀夫が一人がんとして松本清張の作品を全集に入れることを反対して清張は外されたそうです。

この『ゼロの焦点』という原作は読んでいませんが、小説が取り上げた人間とその人生は、この映画を見る限り三島の審美眼、彼の生きた世界とあまりに違いすぎて、

三島にとってはおぞましく見たくもない日本人たちだろうと思います。

そのぶん、私には松本清張にとっては書かずにはおれなかった 彼が生きた時代の歴史の証言、あるいはその時代を生きた自分の仲間たちへのレクイエムのような気がしました。

冬の能登半島の荒涼とした風景や金沢の町並みはCGも使われているのかもしれませんが、エンドクレジットで韓国Unitの多くのキャストの名前が流れ、

ああ韓国でロケした場面が多いのだと知りました。 主役は広末涼子ではなく、実際は中谷美紀だと思いましたが、いずれにせよ木村多江と三人三様、

プロの女優が互いに火花を散らして演じるのを見せてもらいました。  引き込まれて見終わりましたが、なぜ耐火煉瓦会社(中谷美紀役の夫)の社長が自殺したのかは、

自分には唐突でした。しかしよく出来た脚本のわずかなこのキズは、この映画全体の価値を貶めるものではありません。

それにしてもラストの「オンリーユー」の曲の使い方を見ても、この監督の遊び心があちこちにあるのがわかり、この映画も海外マーケットを視野に入れているのだろうと思いました。

キャストとスタッフが力をあわせ、今年発表された日本映画のラインアップの中でも上位にいく映画を作り上げた。秀作だと思いました。 

 本稿は Yahoo 映画レビュー欄に掲載clickされた。

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