阿智胡地亭のShot日乗

日乗は日記。日々の生活と世間の事象記録や写真や書き物などなんでも。
  1942年生まれが東京都江戸川区から。

このところの昼ごはんはパスタやカレー

2023年08月27日 | ある日のランチ

チャーハンやお好み焼きの日もある。

  

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『コンビニオーナーぎりぎり日記』は全コンビニ利用者必読の一冊だ   書評 仲野 徹  2023年8月27日   HONZ

2023年08月27日 | SNS・既存メディアからの引用記事

 引用元

作者: 仁科 充乃
出版社:フォレスト出版
発売日: 2023/8/9

『汗と涙のドキュメント日記シリーズ』、ちょっとなさけないイラスト付きの新聞広告を目にされたことはあるだろう。

『交通誘導員ヨレヨレ日記』、『派遣添乗員ヘトヘト日記』、『メガバンク銀行員ぐだぐだ日記』など、すでに10冊以上が出版されている。

何冊か読んだけれど、どれもおもろい。しかし、今回の『コンビニオーナーぎりぎり日記』はレベルがちがう。

おもしろさのレベルというよりは、身近さだ。いまやコンビニのお世話にならずに生きている人などほとんどおるまい。

コンビニがなかった時代にどのように生活していたかを思い出すことが難しくなっているほどだ。かように、コンビニのことは他人事ではなくて完全に自分事なのだ。

外国人の店員さんも多いし、ほとんどがアルバイトで運営されている。あれだけ雑多な仕事を少人数でこなすにはどんな秘訣があるのだろう。

よく行くコンビニの、たぶんオーナー夫妻と思われる方はいつもなんだか疲れておられるように見えるのはどうしてだろう。

消費期限のある品物を的確に発注などできるのか。不思議なことだらけだ。この本は、そんな疑問のすべてに答えてくれる。

それどころか、思いもしなかったことまで教えてくれる。

著者、仁科充乃(にしなよしの)さんは仮名らしい。しかし、そのお店は、「コンビニ大手3社のうちの1社『ファミリーハート』(仮称)とフランチャイズ契約を結ぶ、

関東地方のT県に位置する郊外店」、と書いてある。おいっ!わかってまうやろ。ちょっと心配。冒頭に、「今も現役のオーナーであり、本名を明かすことはできない」とある。

しかし、交通量の多い国道沿いで出店して30年、近所に精神病院があるとなると、近所の人には特定できてしまいそう。

大丈夫かいなという気がするが、2023年7月10日の時点で1057日連続勤務、もうやめてしもてもええわという覚悟の上での捨て身、かつ、渾身の一冊だ。面白くないはずがない。

1057日連勤くらいで驚いてはいけない。共に店を営む夫の連続勤務は9年を越えているというから3000連勤以上である。

どう考えても過労死レベルではないか。我が家の近所のコンビニオーナーご夫婦も同じようなところなんだろうか。

疲れておられるようにお見受けするもさもありなん。ちなみにプロ野球の連続試合出場記録は、衣笠祥雄の2215試合である。

9年以上連勤、そのうえ18時間勤務もあったりするというコンビニオーナー、国民栄誉賞をさしあげてもいいくらいではないか。

1年365日、24時間営業というのは、利用者にとって便利ではあるが、オーナーさんにとっては過酷である。それだけではない、

信じられないほどやっかいな客がいるというのも気苦労だ。たくさんの例があげられているが、クリスマスイブのアルバイトシフトにまで気を遣うというのには驚いた。

若い男女のバイトをペアで配置していた時にクレームでがついた。

ふたりでおしゃべりしていたのが仲睦まじく見えたのか、1人で来店していた若い男性客が「おいっ!お前ら何をイチャイチャしてんいるんだよ!」と怒鳴りつけたという。

以後、クリスマスイブのシフトは同性同士に。こんなことにまで配慮せなあかんのか。他にも、万引き対応とかトイレ引きこもり事件とか、本当に大変だ。

オーナーだけではなく、コンビニバイトも大変だ。「レジ打ち経験なしに40代では難しい」らしい。さもありなん。

ほとんど現金払いだった時代とはちがい、支払方法だけでも10種類はくだらない。それに、いまひとつシステムのわかっていない老人客もよく見かけるし。

他人のこと言われへんけど…。それでもアルバイトで回さなければならないというのは不可能ではないかという気がする。

ところが、いまや「人生で初めてのバイトだという高校生がものの3日で仕事をこなしていけるようになる」システムになっている。

そのトリックはネタバレになるので書かないでおくが、いやぁ時代は進んでますわ。

時間帯によっては、おにぎりの棚がスカスカで買いたいやつがなかったりする。売れ残りを出さずに賞味期限のある食べ物を発注するのは至難の業らしい。

平日のルーチンはいいとして、行楽にも関係するので、曜日や時間帯はもちろん天候や気温にも左右される。

このあたりまではまだできそうだが、運動会やら地域のイベントがあったらそれも考慮しなければならないとなると神様でも無理っぽい。

だが、売れ残りはダイレクトに赤字に繋がるのだから真剣勝負だ。

この本のもうひとつの面白さは、コンビニの現在だけでなく、時代の流れがわかるところにもある。

これは30年もの長きにわたってオーナーを続けてこられた人でなければ語れない内容だ。

フランチャイズ契約とはどういうものか、本社との関係はどう変わってきたか、その他もろもろ。さもありなんと納得させられどおしだった。

で、うんと儲かるかというと、決してそのようなことはない。順調に経営できていても、近所に競合店ができたら一気に転落という不安定さもある。

コンビニという社会のインフラがこういったオーナーさんたちに支えられているとはまったく知らなかった。

アマゾンでの本書の広告には、直木賞作家の木内昇さんの「本書を読めば、きっといつものあの店が、尊く愛おしく見えるはず」というコメントが載っている。

まさにそのとおり。レジでオーナーさんを見かけるたびに、ありがとうを三回繰り返したくなってもおかしくない。

これはもうコンビニ利用者全員が読んでおくべき本ではないか。もし読まなくても、ひとつだけ守ってほしいことがある。

それは、ペットボトルはちゃんとカラにしてキャップを外してからゴミ箱に捨てること。これだけでもコンビニオーナーさんへの大きな貢献になる。

いやぁ、ホンマに勉強になりましたわ。そして、感謝!

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08月26日に目に留まったSNS・メディアの記事

2023年08月27日 | SNS・既存メディアからの引用記事

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東日本大震災が起こった後の [ 2011年07月26日(火)のブログ ] から     「阿智胡地亭の非日乗」が掲載したエントリー 

2023年08月27日 | 東日本大震災ブログ
2011年07月26日(火)
揚水発電の見積もりが食い違う  2割過小評価…東電など7社

今夏の電力供給:揚水発電、2割過小評価…東電など7社
毎日新聞 2011年7月26日 2時30分(最終更新 7月26日 9時15分)

揚水発電の設備容量と供給力 経済産業省がまとめた今夏の電力需給見通しで、電力7社が水力発電の一種である揚水発電による電力供給力を、

発電能力を示す設備容量より約2割(535万キロワット)少なく見積もっていたことが25日分かった。

原発停止による電力不足で需給見通しに注目が集まる中、専門家からは「供給力を低く見積もる根拠を示すべきだ」との指摘も出ている。

 揚水発電は、水力発電所の下流と上流に貯水池を造り、夜間に余っている電力を使って下流から上流に水をくみ上げ、日中の電力需要のピーク時間帯に放水する仕組み。

 電力需給見通しは9電力会社の報告を基に経産省がまとめた。9社が公表した設備容量は計2621万キロワットだが、

需給見通しは今年8月の供給力を2割少ない2086万キロワットと設定。最も差がある東京電力は設備容量1050万キロワットに対し

、供給力は約3割少ない700万キロワットにとどまる。関西電力も設備容量506万キロワットに対し、供給力は449万キロワットと1割程度少ない。

 東電は毎日新聞の取材に「夜間のくみ上げ量に限界があるため」と説明している。本来は主に原発の夜間の余剰電力を使って水をくみ上げるが、

福島第1、第2原発の停止で余剰電力が減少しているため、揚水発電も設備容量通り使えないという。

 ただ、専門家によると、揚水発電は、一般の水力発電に比べ雨量に左右されないため、設備容量通りの供給力を発揮しやすい。

さらに、原発が停止しても、夜間の余剰電力は、原発以外の発電で代替できる。

経産省の需給見通しで九州電力と北陸電力は供給力と設備容量が一致している。【大迫麻記子】

東電、関電の情報操作体質はそう簡単には変わらない。この記事のように取材結果を署名記事で掲載することで、本来のメディアの使命が発揮される。☆

 
 
ツイッター監視に国民の税金  国民監視が中国並みになってきた

エネ庁が原発記事を監視 11年度はツイッター対象
2011年7月26日 05時16分  東京新聞

 経済産業省資源エネルギー庁が2008年度から、報道機関の原発関連の記事を監視する事業を行っていたことが26日までに分かった。

本年度は東京電力福島第1原発事故を受け、短文投稿サイト「ツイッター」やブログなどのインターネット情報を監視するための補正予算を計上している。

 08~10年度に実施されたのは「原子力施設立地推進調整事業(即応型情報提供事業)」。

計約4千万円で外部委託し、電力会社幹部が理事などを務める団体が受注してきた。
(共同)

☆原子力村は既得権保持のため、今年も懲りずにこんなことを実行する。

与党民主党の議員は今からでも契約破棄するよう働きかけるべきだ。日本は官僚独占支配国家ではない☆

 
 
海洋汚染 現在は簡易法で測定

海洋汚染、高感度の分析を 日本海洋学会が提言
2011年7月25日 21時48分 東京新聞

 日本海洋学会は25日、福島第1原発事故後、政府などが実施している海域の放射性物質の調査について、

海洋汚染の実態を明らかにするために高感度の分析方法で調べるよう求める提言をまとめた

現在の方法の千分の1の量でも検出できる方法で測定すべきだとしている。

 5月以降に発表されている第1原発沖合のデータの大多数は「不検出」とされている。提言では、簡易法で測定しているのが原因と指摘。

不検出とされた海水でも、特定の種類の魚介類が長い時間生息すると、生体組織に放射性物質をため込む恐れがあるとしている。
(共同)

いろんな分野で3.11以前は物言わぬ専門家たちが声を上げだした。

分析の手段を手抜きをして、ある意味巧妙な情報加工をしているとは知らなかった。

 
 
原発の復旧工事現場で働く人たちは下請けが殆ど

検証・大震災:福島第1原発事故、収束作業 作業員の構成
毎日新聞 2011年7月25日 東京朝刊
 
◇日立、東芝とグループ社中心
 作業員のうち東電社員は一部(21日現在2894人中374人)に過ぎず、大半は協力企業だ。

 その中心は、1号機(米ゼネラル・エレクトリック=GE=製)と4号機(日立製)を担当する原子炉メーカーの日立GEニュークリア・エナジーと、

2、3、5、6号機を納入した東芝(2、6号機はGEと連合)。両社で1000人近くに上り、日立GEは半数が本社とグループ企業、残りが下請けの所属。

東芝も同様の構成。日立GEによると、震災当初は混乱していたため東電の指示を待たずに外部電源の引き込みなど独自の判断で作業にあたったという。

 高線量のがれきを移動させる無人重機の遠隔操作は大成建設が主体。建屋カバーは清水建設、日立GE、鹿島などが担当する。

東電グループでは東電工業、東電環境エンジニアリング、東京エネシスが中核。3月18日に高圧放水車で放水したのも東電工業の社員2人だった。

協力企業の内訳や作業員の構成について東電は「集計できていない」といい、3月24日の3人被ばく事故でも企業名を公表していない。

政府も同様だ。毎日新聞は原子力安全・保安院などに情報公開請求したが「企業の利益を害する恐れがある」として東電以外の企業名は黒塗りだった。

 原発の仕事はもともと系列会社が連なる請負構造だ。清水修二・福島大副学長(地方財政論)が01年に東電から入手した資料では、

当時福島第1原発では東電以外に元請け29▽1次下請け169▽2次下請け288▽3次下請け116▽4次以下16--の計619社、計7108人が従事していた。

自社の社員では定期点検も出来ないのはおろか、ましてや事故対応はお手上げ。そんな設備を使って事業をやること自体がありえない。☆

続きを読む...

 
 
 
マスコミもガラパゴス化している日本?

なぜ赤旗ばかりがスクープ飛ばすのか―「やらせメール」「ネット監視」など
ウォール・ストリート・ジャーナル日本版

一部引用・・

今回のやらせメールに関しては、内部告発がきっかけとなって明るみに出た。この告発者はそもそも赤旗だけに事実を明かしたのか。

それとも、他のメディアにも伝えたのだろうか。もし前者であれば、共産党や赤旗に共感を寄せていたためとも考えられなくはないが、

これまでの赤旗の報道ぶりを目にし、「この新聞ならば報じてくれるのでは」という期待が高かった可能性もあるだろう。

 一方、後者であった場合、赤旗だけが真剣に取り組み裏取りに成功して報道し、他のメディアは関心を寄せなかったか、あるいは裏が取れなかったか、

といったあたりということになるだろうか。いずれにせよ、やらせメールの依頼という重大なニュースを当初は赤旗のみが報じていたという事実だけは残るのだ。

 経緯はどうあれ、結局のところ、やらせメールに関して多くのメディアが大々的に報じるようになり、

玄海原発の運転再開に「待った」をかける動きに変わったことはご存じの通りである。そうした中で、

もうひとつ気になるのは、赤旗のみが先行して報道していたことには口をぬぐって何も触れず、他のメディアが淡々とこのニュースを報道している点だ。

 私もジャーナリズムの世界に長い間身を置いていた人間なので、ある社がスクープしたネタについて、他のメディアは何とかして独自に裏を取って追随しようとするし、

スクープを放った社の名前にはできるだけ触れたくないという心情も理解している。それでも、当初は大した扱いもしていなかったネタを、

あたかも自分たちは最初からそのニュースの価値を評価していたかのように報道する、というのはどうにも腑に落ちないのだ。

全文はこちら

☆記者クラブ系大手新聞・テレビは自社のプライドから後追いはやらない。読者への伝達よりはオノレのメンツが大事?

ただ外国系のメデイアだから、日本の大手メディアの最大広告スポンサーが電力会社であることをあまり頭に置いていないようだ。☆

 
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