安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

荒武裕一朗トリオfeat.本田珠也 ライブツアー (長野市バックドロップ)

2015-03-27 21:27:52 | 演奏会・ライブ

日時:2015年3月21日(土)
場所:長野市 バックドロップ
メンバー:荒武裕一郎(p)、石川隆一(b)、本田珠也(ds)

ライブは、午後7時過ぎに始まり、途中30分ほどの休憩をはさみ、午後10時過ぎまで続きました。聴衆は20数人くらいでしたが、拍手に掛け声と、賑やかでした。

曲目(判明分)は次のとおりです。

アイダ・ルピノ (カーラ・ブレイ)
Talking Junction (荒武裕一郎)
Let It Be Me (多分ジルベール・べコーだと思います。)
Balmy Breeze (本田竹広)
Rippling (本田竹広)
夕焼け (荒武裕一郎)
Water Under The Bridge (本田竹広)

この他に2曲あったのですが、メモをとらなかったので、曲名は不明です。後半は本田竹広特集になりました。荒武さんは、本田竹広の弟子で、なおかつ、メンバーに本田さんのご子息の本田珠也さんが参加しているので、そういう選曲になったものでしょうか。「アイダ・ルピノ」は、好きな曲で、スティーヴ・キューン(p)に名演があります。意外な選曲でちょっと驚きました。

このトリオは、旬のミュージシャンが集まっていて、熱演を繰り広げてくれました。荒武さんのピアノは力強く、旋律は厚めの和音をつけて弾くことも多く、ブロックコードの連打やトレモロで盛り上げていました。演奏で、特にいいと思ったのは、「Talking Junction」で、ブルージーさもあって、気に入りました。

   

石川隆一(b)さんは重心の低い音色で、ロングソロをとっていました。メロディラインもいいのですが、その響きの良さが印象に残りました。本田珠也さんのドラムスは、曲の終りのほうで、大盛り上げで、ビシバシときていました。長いソロもやったのですが、ビート感が常にありました。

      

かなり楽しめたピアノ・トリオのライブです。欲をいえば、歌の伴奏でやっているようなスタンダード曲も取り上げてほしかった。

   

ライブがよかったので、会場で販売されていた、荒武さんのCD「I DIG IT !」を買い求め、サインをしてもらいました。その際に、「Talking Junction」の演奏がよかった旨を伝えました。また、買ったCDの収録曲に「Star Crossed Lovers~Jump for Joy」があったので、「トミー・フラナガンの?」と訊いたら、「そう、大好きなので」と答えてくれました。今日のメンバーで、秋にレコーディングをすることが決まっていると話していたので、発売されたら買うつもりです。

【荒武裕一郎のCD I DIG IT!】

   

荒武裕一郎ホームページ:YUICHIRO ARATAKE