たまにはランチに寿司を食べようと、長野駅前にある「廻鮮富寿し長野駅前店」に入りました。ランチにこのお店に入るのは初めてですが、メニューを見たら、握り11個に味噌汁が付いたセットがリーズナブルな価格だったので、それを注文しました。少し足りないかと思ったら、ヴォリュームがあって満腹になったので、遠回りの散歩をして職場に戻りました。ロスアンジェルスでのウォーキングというタイトルです。
MARC HEMMELER (マーク・エムラ―)
WALKING IN L.A. ( ELABETH 1980年録音)
先日、長野市芸術館で開催された小曽根真ジャズ・ワークショップでQ&Aが行われたのですが、「ジャズのベースをやってみたいけど、ベース奏者の誰を聴いて参考にすればいいか教えてほしい」という問いに対して、小曽根さんがまず挙げたのは、レイ・ブラウンでした。他にもクリスチャン・マクブライトなどの名前を出していましたが、基本はレイ・ブラウンのようです。それで、帰宅してから、ブラウンを聴いてみようと久しぶりに取り出したのが、このアルバムです。
メンバーは、マーク・エムラー(p)、レイ・ブラウン(b)、シェリー・マン(ds)。エムラ―はフランスのピアニストなので、ロスアンジェルスに渡っての録音です。エムラ―のプレイを聴くと、オスカー・ピーターソンに影響を受けていると思われるので、レイ・ブラウンと相性がよいのか、他の作品でも共演しています。残念ながら、ライナー・ノートはフランス語なので、全くわかりません。
曲は、ジャズオリジナルとスタンダードです。エムラ―の自作が「Yapad de papa(Betty's Waltz)、「Walking in L.A.」、レイ・ブラウン作「Gravy Waltz」、デイブ・ブルーベック作「In Your Own Sweet Way」、スタンダードが「My Romacne」、「Do You Know What It Means」、「Spring Can Hang You Up」、「I'm an Old Cowhand」(おいらは老カウボーイ)の8曲。シェリー・マンがいるからだとは思いますが、「I'm an Old Cowhand」が取り上げられていたのにはニヤリとしました。ソニー・ロリンズとシェリー・マンの共演による、ロリンズのコンテンポラリー盤で知られている曲です。
スインギーで爽快なピアノトリオ作品で、二人のサポートもあって、マーク・エムラ―(p)はご機嫌な演奏を繰り広げています。レイ・ブラウンのウォーキングベースとソロが効いているエムラ―自作の「Yapad de papa」や「Walking in L.A.」は、体が自然と揺れてくる楽しい演奏。ミディアム・テンポの「My Romance」やバラード「Do You Know What it Means」における繊細なエムラ―、細かな音でメロディアスな伴奏をつけるブラウン(b)、小技を使ったマン(ds)の三者によるコラボレーションも聴きどころです。
【廻鮮富寿し長野駅前店】
住所:長野県長野市南千歳町828 1F
電話:026-268-1339
ホームページ:kaisen-tomizushi-naganoekimae
以下、スマホによる撮影です。