安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

スコット・ハミルトン MEETS THE PIANO PLAYERS

2018-03-04 10:01:01 | テナー・サックス

2~3か月に一回くらい仕事で東京へ行く機会がありますが、その時の楽しみの一つがランチです。今までは神田駅西口商店街にある飲食店に入っていましたが、人で溢れていて窮屈な思いをしていました。そこで、出張先により近い鎌倉橋近くの洋食店「かまくら橋」に入ってみたところ、落ち着いた雰囲気と味もよかったので、当分ここを使うことに決めました。それにしても、東京は競争が激しいせいか、美味しいお店が多い気がします。美味しい演奏が入っているCD。

SCOTT HAMILTON (スコット・ハミルトン)
MEETS THE PIANO PLAYERS (ORGANIC MUSIC 2016年録音)

   

昨年の10月に甲府桜座で、スコット・ハミルトン(ts)の演奏を聴いて以来、彼のファンになり、ぼつぼつとCDも買っています。このアルバムは、2016年の録音ですが、今年(2018年)1月に発売になっているので、彼の最新盤といっていいものです。選曲が面白く、スイングするハミルトンの演奏も楽しく購入してよかったCDです。

タイトルどおり5人ものピアニストを録音に起用しています。メンバーは、スコット・ハミルトン(ts)、Thilo Wagner(p)、Claus Raible(p)、Tizian Jost(p)、Bernhard Pichl(p)、Joe Kienmann(p)、Rudi Engel(b)、Michael Keul(ds)。ピアニストはそれぞれ2曲づつを担当していて、すべてカルテットの編成による演奏です。Organic Musicからの発売でドイツ録音です。

曲は、「On The Street Where You Live」(君住む街角)、「Casbah」、「O Grande Amor」、「Georgia On My Mind」(我が心のジョージア)、「Deep Night」、「Nica's Dream」(ニカの夢)、「Lotus Blossom」、「Thou Swell」、「Luitpold Parker」の10曲。スタンダードが主ですが、タッド・ダメロン作「Casbah」やピアノのJoe Kienmannの自作「Luitpold Parker」が含まれています。

好調なスコット・ハミルトン(ts)が存分に吹いた素晴らしいアルバム。「Casbah」、「Nica's Dream」、「Lotus Blossom」というハードバッパーが作った曲が入っているのも特徴的ですが、いずれもハミルトンの自家薬籠中の物になっていて、原メロディを大事にしながらソロをとっています。ベースとドラムスはセッションを通して固定していますが、ピアニストは交代で2曲づつ演奏をしています。交代しても伴奏ということもあってか強烈な個性を出していないので、ピアニストによってそう変化は感じられません。最初の「On The Street Where You Live」からハミルトン(ts)に加え、Thilo Wagner(p)がスインギーなソロをとっているので、気分よくこのアルバム全部を通して聴くことができました。

【かまくら橋でランチ】

住所:東京都千代田区内神田2丁目2−1 鎌倉河岸ビル一階
電話:03-6206-4643
ホームページ:かまくら橋 (食べログのページです。)

チキンカレーやカキフライも気になりましたが、ポークソテーを食べたくなり入りました。

入口

スープも付いてきました。

醤油味のポークソテー

肉が大きくて食べ応えがありました。

珈琲はそれなりきでしたが、ゆっくりできてよかった。