安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

高瀬龍一ビッグバンドコンサート (3月11日 長野県須坂市メセナホール)

2018-03-13 20:22:46 | 演奏会・ライブ

高瀬龍一ビッグバンドの「Plays Count Basie 2018」公演が、須坂市のメセナホールで開催されたので、聴きに行ってきました。ビッグバンドジャズのワークショップというこのホールの事業がらみで、3年目の今年が最終年になり、最終の公演になるようです。

   

(メンバー)

高瀬龍一(指揮、tp)、沖野ゆみ(vo)

Trumpet  ルイス・バジェ、岡崎好郎、松島啓之、伊勢修一郎
Trombone 中路英明、橋本佳明、三塚知貴、堂本雅樹
Alto Sax  萱野昌樹、辻野進輔、Tenor Sax 吉本章紘、白石幸司 Bariton Sax 竹野昌邦
piano 板垣光弘 Bass 山下弘治 Drums 丹寧臣

(曲 目)

(1st Stage)

The Heat's On
Corner Pocket
C.B.Express
Too Darn Hot(vo)
Summertime(vo)
Wind Machine
Shiny Stockings
The Swizzel
In A Mellow Tone


(2nd Stage)

Easy Money (メセナ・ビッグバンド)
Switch In Time (メセナ・ビッグバンド)
Freckle Face
Sweet Georgia Brown
Embraceable You(vo)
Just Friends(vo)
The Kid From Red Bank
I Can't Stop Loving You
Jumpin At The Woodside

(アンコール)

Pensive Miss

(感 想)

昨年に続いて2度目の鑑賞でしたが、鳴っている音がすごくて、素晴らしい演奏でした。メンバーは、日本の第一線級で、特にトランペットは、ルイス・バジェ、岡崎好郎、松島啓之、伊勢秀一郎と選りすぐりで、オープニングの「The Heat's On」からルイス・バジェのハイノートがすごくて、エキサイティングでした。

「Corner Pocket」では、松島(tp)、伊勢(tp)、白石(cl)の快調なソロが続き、ことに伊勢秀一郎の甘い音色が印象的で、ベイシー楽団で活躍したハリー・エディソンを思い浮かべました。「C.B.Express」では萱野昌樹(as)のソロの背後でバンド全体がスイングし、「In A Mellow Tone」におけるサックスのソリや中路英明(tb)のソロもいかにもビッグバンドらしい演奏で楽しめました。

後半は、昨年はやらなかった「I Can't Stop Loving You」という僕の好きな曲をやってくれ、続く「Jumpin At The Woodside」では、松島(tp)、岡崎(tp)、吉本(ts)、白石(ts)とソロがリレーされ、最後は、2テナーの掛け合いが行われて、最高の聴きものでした。ワークショップを受講した人で結成されたメセナ・ホールビッグバンドも2曲演奏しましたが、昨年よりかなりレベルが高く、いい成果を出していました。

最後は、高瀬龍一(指揮、tp)をフューチャーしたバラード「Pensive Miss」で終了でした。沖野ゆみ(vo)は4曲歌ってくれましたが、「Just Freinds」が歌、伴奏ともにゴージャスでよかった。メセナホールの企画にも感謝しながら帰途につきました。

   

チラシの裏面には、ワークショップの参加者募集のお知らせが載っています。今年は大勢の応募があったようで、サックス・セクションは多い人数になっていました。