CD(コンパクト・ディスク)については、既にSACDという新しい規格のものがありますが、最近、専用機器を使用すると元となっているマスター通りのハイレゾ・クオリティで再生することができるというハイレゾCDが発売されました。
PR冊子の表紙
裏表紙ですが、ハイレゾCDとはなんぞやという解説も載っています。
ハイレゾCDは、全てのCDプレーヤーで再生可能で、CD自体の素材や製法を見直し、読み取り制度も向上させたので、普通のCDプレーヤーでの再生でもよい音が期待できるようです。universal musicから100枚のハイレゾCD名盤シリーズが発売になり、聴き比べサンプラーも発売(1,080円)されたので、ジャズ編とクラシック編を購入してみました。
(曲目)
枯葉、 セイ・イット、イパネマの娘、モーニン、酒とバラの日々、オールド・デヴィル・ムーン (MONO)、クレオパトラの夢、 ザ・キャット。
収録曲は、キャノンボール・アダレイ、ジョン・コルトレーン、アート・ブレイキーなどのアルバムから選ばれています。8曲だけですが、コンピュレーションのCDとして車の中で使うのもいいかと思い購入しました。聴いた感想ですが、しばらくぶりに聴いた「モーニン」におけるリー・モーガン(tp)のプレイに痺れました。そんなわけで、音質のことは二の次になりました。

(曲目)
1. 交響詩≪ツァラトゥストラはかく語りき≫~冒頭(日の出)
2. 交響曲第5番ハ短調作品67≪運命≫~第1楽章:Allegro con brio
3. 交響曲第40番ト短調K.550~第1楽章
4. ピアノ協奏曲第1番ホ短調作品11~第3楽章:Rondo (Vivace)
5. 交響曲第9番ホ短調作品95≪新世界より≫~第2楽章:Largo
6. 交響曲第5番嬰ハ短調~第4楽章:Adagietto (Sehr langsam)
7. 組曲≪惑星≫作品32~第4曲:木星-快楽をもたらすもの
演奏は、カラヤン指揮ウィーン・フィル、カルロス・クライバー指揮ウィーン・フィル、マルタ・アルゲリッチ(p)、ラファエル・クーベリック指揮ベルリン・フィルなどです。クラシックのサンプル盤は、曲の抜粋なので、聴いているうちに全曲聴きたくなりました。
普通のCDプレーヤーによる再生で、専用機器を使っていないので劇的な変化はありませんが、オーケストラのアンサンブルが精緻になった気がします。例えば、ドヴォルザーク「交響曲第9番新世界より」やホルスト「木星」を聴いてそう思ったのですが、実はベルリン・フィルやウィーン・フィルのアンサンブルがよいので、そのように感じたのかもしれません。
使用したCDプレイヤー:パイオニア PD-70AE
今後普及が進み、ハイレゾCDの値段が安くなれば、まだ持っていない音源について、専用機器とともに購入するかどうか検討してもいいなと考えています。特にオーケストラなど大編成の管弦楽の再生にいいかもしれません。