先日、安曇野市で買物にいったついでに、喫茶店のパウゼ安曇野に寄りました。マスターはお元気で、当夜もサッカーのシニアチームの試合に出ると話していました。コンピュレーションのジャズCDがかかっていましたが、午後のティータイムにふさわしいお洒落でゆったりとした演奏ばかりでした。夜のアルコールタイムに相応しいヴォーカルを聴いてみます。
PASCALE LAVOIE (パスカル・ラボーレ)
MOODS (Guide Tone 2004年録音)
カナダのパスカル・ラボーレ(vo)については、近年3枚のCDが復刻されて、日本のヴォーカルファンに知られるようになっていますが、動向がはっきりしないので、現在どんな活動をしているのか気にかかるところです。美人だと強調されるラボーレですが、実力もあって、スタンダードナンバーを彼女の個性で歌っています。
メンバーは、Pascale lavoie(vo)、Samuel Seguin(p)、Yank Cloutier(g)、Dave Watts(b)、Dave Laing(ds)、Patrick Graham(per)、Shawn Craig(sax)など。編曲は、ピアノのSeguinとギターのCloutierが担当しています。いづれもリズムを様々変えるなど、よく知られたスタンダード曲に新鮮味を加えています。
曲はスタンダードです。「Change Partners」、「You'd be So Nice to Come Home To」、「Speak Low」、「The Shadow of Your Smile」、「My Funny Valentine」、「It's Wonderful」、「Night and Day」、「Sway」、「In The Still of The Night」、「The Best is Yet to Come」、「Watermelon Man」の12曲。コール・ポーター作曲のものが4曲あり、選曲や雰囲気からジュリー・ロンドンのアルバム「All Through The Night」を想い起しました。
タイトルどおりムーディーな唄の聴けるアルバムで、深夜の自室やナイトクラブの寛ぎタイムにぴったりの作品。パスカル・ラボーレですが、コントラルトの声域で聴きやすく、ボッサリズムへの乗りもよく、スローテンポではけだるい感じを出すなど、なかなか実力のある歌手のように思えます。編曲も含めて、「So In Love」、「Change Partners」、「Speak Low」あたりが印象に残りました。
【パスカル・ラボーレのポートレートとホームページ】
ホームページ:http://www.pascale.ca/
なお、拙ブログでは、ラボーレの前作「You and the Night and The Music」についても取り上げていて、興味のある方はご覧ください。https://blog.goo.ne.jp/azuminojv/s/pascale+l
【パウゼ安曇野】
貸し切りです。
スピーカー「JBL4344M」のサランネットを外してくれました。
珈琲は、カサブランカを注文。美味しい。
【パウゼ安曇野】
住所:長野県安曇野市豊科南穂高353−9
電話:0263-31-6996
営業:水~金 10:00~19:00 土日祝 9:00~18:00 定休日:月・火