1月3日に上田市の信州国際音楽村でニューイヤーコンサート2019が開かれたので、出かけてきました。出演は、読売日本交響楽団のコンサートマスターの長原幸太(vn)さんとその仲間です。
(出 演)
長原 幸太 (vn、読売日本交響楽団コンサートマスター)
佐久間 聡一 (vn、広島交響楽団第一コンサートマスター)
鈴木 康浩 (va、読売日本交響楽団ソロ首席ヴィオラ奏者)
猶井 悠樹 (va、NHK交響楽団第一ヴァイオリン奏者)
上森 祥平 (vc、ソリスト)
奥泉 貴圭 (vc、ソリスト)
山崎 実 (b、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団首席コントラバス奏者)
(曲 目)
ベートーベン / 交響曲第3番 変ホ長調「英雄」 作品55 (佐々木絵理 編曲)
(休 憩)
J.シュトラウスⅡ / 喜歌劇「こうもり」序曲
L. アンダーソン / シンコペイテットクロック (The Syncopated Clock)
L. アンダーソン / 踊る仔猫 (The Waltzing Cat)
J.シュトラウスⅡ / ポルカ・シュネル「観光列車」 (佐々木絵理 編曲)
J.シュトラウスⅡ / 美しき青きドナウ
J.シュトラウスⅡ / ポルカ・シュネル「雷鳴と稲妻」 (アンコール曲)
L. アンダーソン / フィドル・ファドル (アンコール曲)
(感 想)
こちらのホールのニューイヤーコンサートに初めて来てみましたが、お正月に相応しい明るく楽しいコンサートでした。それに加え、開演前には、ロビーでお汁粉とお茶がふるまわれて、新年らしい嬉しいサービスもありました。前半は、ベートーベンの交響曲第3番「英雄」における編曲は佐々木絵理さんが、この演奏会のために行っています。
「英雄」については、弦楽器だけというのは難しいと思われますが、第4楽章などかなりな迫力も出ていた熱演でした。毎年1曲、ベートーベンの交響曲の編曲をしてもらい、披露するということを行っていますが、あと3曲残っているので、来年は6番「田園」あたりをやりたいと、長原さんは話していました。
後半は、ヨハン・シュトラウスやルロイ・アンダーソンの作品が取りあげられました。こちらは、かなり伸び伸びと演奏をして、客席ばかりでなく、演奏者も楽しんでいるようでした。アンダーソンの曲では、曲に合わせて踊りまで飛び出して、賑やかでした。7人は、それぞれ実績のある方ばかりで、音色のよさやアタックの強さなどメリハリもつけた素晴らしい演奏でした。
安曇野市からは、こちらのホールまで、車で1時間程度と近いので、来年のニューイヤーコンサートも出かけてくるつもりです。
曲の説明などを行うリーダーの長原さん。長原さんの恩師の工藤千博氏(故人)が、上田市丸子出身で、その縁から、長原氏も合宿やコンサートで音楽村を訪れているそうです。そのような関係で、こちらに出演されているようです。
ルロイ・アンダーソン「シンコペイテッドクロック」
最終のルロイ・アンダーソン「フィドル・ファドル」。写真はぼけていますが、陽気な様子がわかります。
【新春の信州国際音楽村】
浅間山方面の風景
信州国際音楽村のホールこだま
入口には松飾
開演前のロビー。開場前の早目の時間です。ストーブが目の前にあり、温かくてのんびりできました。
お汁粉をいただきました。
ホール内
【信州国際音楽村】
住所:長野県上田市生田2937-1
電話:0268-42-3436
ホームページ:ongakumura.jp