先日、小山実雅恵ピアノリサイタルのチケットを松本市音楽文化ホールで購入したのですが、その際に年会費を払ってハーモニーメイトに入会しました。情報誌の送付、チケットの早期予約や割引といった特典があり、この冬2~3聴きたい公演があるので入ったものです。ジャズライブを聴きに行きたくなるアルバム。
LES McCANN(レス・マッキャン)
LIVE IN NEW YORK(PACIFIC JAZZ 1961年録音)
レス・マッキャン(p, 1935年生)は、1950年代後半にロスアンジェルスで活動をしていて、パシフィックジャズと契約を結び60年代前半に多数のアルバムを作っています。これもその一つですが、マッキャンのファンキーな音楽にピッタリなメンバーが揃っているためか、内容が充実し、しかもかなり楽しいアルバムです。
メンバーは、レス・マッキャン(p)、ブルー・ミッチェル(tp)、スタンリー・タレンタイン(ts)、フランク・へインズ(ts)、ハービー・ルイス(b)、ロン・ジェファーソン(ds)。タレンタインは、当時ブルーノートレーベルと契約があって、このお返しとしてマッキャンは、タレンタインの「That's where it's at」の録音に参加しています。
曲は、全てマッキャンのオリジナルです。「Chip Monck」、「Fayth, You're」、「Twist Chacha」、「A Little 3/4 Time For God & Co」、「Maxie's Changes」、「Someone Stole My Chintlins」の6曲。「Fayth You're」は美しい旋律のバラードですが、あとは、いずれも乗りの良い楽しい曲です。
レス・マッキャン(p)は控えめで、ブルー・ミッチェル(tp)とスタンリー・タレンタイン(ts)のソロが多いソウルフルで楽しいアルバム。ミッチェルは贔屓のトランぺッターですが、ここでもジャズロック風の「Twist Chacha」などで『タララー、タララー』というソロフレーズを繰り出していて、気に入りました。タレンタインは、「Mexie's Changes」などでソリッドな音色で淀みないファンキープレイを行っています。バラードの「Fayth, You're」では、へインズ(ts)がテーマをとりますが、ソロはタレンタインがとっていて、これも素晴らしい。
【松本市音楽文化ホール(ザ・ハーモニーホール)】
住所:長野県松本市島内4351
ホームページ:harmonyhall
このホールは、夏に松本市で開催されているセイジ・オザワ・フェスでは、室内楽の会場になるところです。ホールがそう大きくないので、室内合奏団あたりまでに適した会場といえそうです。オルガンが設置してあるのがよい点です。
会館の発行している情報誌です。表紙。
ハーモニーメイトの広告。上記紙面右側にあるこれからの公演が気になりました。
入会したので、会員価格で席を確保できました。
来年2月4日に開催されるチェロ・アンサンブル松本の紹介記事。いずれもサイトウ・キネン・オーケストラのメンバーです。日程が許せば聴きに行きたいコンサートです。
来年2月のオルガンリサイタル。
来年3月は、ヴィヴァルディの「四季」。