安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

ソニー・レッド「THE MODE」と信州新町道の駅の「そば信」の話題

2019-11-17 20:09:05 | アルト・サックス

先日、国道19号線経由で安曇野市から長野市へ戻ったのですが、ランチに長野市信州新町の道の駅にある蕎麦屋「そば信」に久しぶりに寄りました。石臼でひいた粉を使い、手打ちで蕎麦を打っていて、人気のあるお店です。手作り感のあるアルバム。

SONNY RED (ソニー・レッド)
THE MODE (JAZZLAND 1961年録音)

   

ソニー・レッド(as, 1932~81年)は、デトロイト出身で1960年代にリーダー作を録音しています。代表作は、ブルーノートレーベルの「OUT OF THE BLUE」だと思いますが、ジャズランドの諸作もそれぞれ特徴があり、このThe Modeはメンバーの選択や選曲にみるべきところがあります。

2つのセッションを収録してあり、1961年12月14日のものは、ソニー・レッド(as)、グラント・グリーン(g)、バリー・ハリス(p)、ジョージ・タッカー(b)、ジミー・コブ(ds)。6月1日のものは、ソニー・レッド(as)、シダー・ウォルトン(p)、ジョージ・タッカー(b)、ジミー・コブ(ds)。グラント・グリーンやシダー・ウォルトンの参加が目をひきます。

曲目は、スタンダードが「Moon River」、「I Like The Likes of You」、「Bye Bye Blues」、「Never Never Land」の4曲、ソニー・レッド作の「Super-20」、「The Mode」、「Ko-Kee」の3曲の計7曲。映画音楽の「ムーン・リヴァ-」を演奏しているのが目に留まります。「The Mode」は文字通りモードプレイを指向したもののようですが、グラント・グリーンのプレイもあって、あまりモード曲のようには聴こえません。

ソニー・レッド(as)の明るめなプレイを楽しめるアルバム。レッドはチャーリー・パーカー系統ではあるものの、黒っぽさは少なく端正なので、メロディの美しい曲が似合っていて「Moon River」やバラードの「Never Never Lnad」におけるプレイには心安まります。グラント・グリーン(g)は、シングルトーンによるブルージーなプレイを行っていますが、レッドの自作「Super-20」で本領発揮しています。ジャズ・メッセンジャーズ加入前のシダー・ウォルトン(p)も聴けます。

【そば信】

住所:長野県長野市信州新町水内4619 道の駅 信州新町内
電話:026-262-2788
ホームページ:sobashin

道の駅の駐車場。昼時は、混んでいます。

そば信入口

   

お品書き。ざるそばは530円です。

店内。セルフ方式です。

天ざるそばを注文。

やや黒っぽい田舎そばです。

天ぷらですが、ボリュームあります。

石臼

打っているところです。こちらのお店の社長は知っている方ですが、現在は息子さん2人で切り盛りしています。

隣の直売所でリンゴとバニラのソフトクリームをデザート代わりに食べました。蕎麦のボリュームがあるので食べ過ぎ。

「かあさんの歌」は、 1956(昭和31)年に,当時20歳の 窪田聡氏が作詞作曲した。 窪田氏は 1935(昭和10)年に東京で生まれ,戦時中に長野県信州新町の父親の実家に疎開して、その時のイメージなどから、この歌を作ったと言われています。