安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

楽譜を見ながら聴いたビル・エヴァンスのSACD「Portrait in Jazz」とスタバの新作ケーキ

2019-11-10 20:10:44 | ピアノ・トリオ

3~4日前にスターバックスコーヒー長野駅前店に寄ったら、店内はすっかりクリスマス仕様になっていて、前に食べて美味しかったパンプキンケーキは姿を消していたので、秋がすっかり深まった気がしました。代わりに、季節のお奨めのラムレーズンクリームシフォンケーキをいただきました。「Autumn Leaves(枯葉)」を。

BILL EVANS (ビル・エヴァンス)
PORTRAIT IN JAZZ (RIVERSIDE 1959年録音)

   

学生時代の下宿で、間借りしていた3人が一室に集まりこのレコードを聴いたのですが、「Autumn Leaves」(take2)のエヴァンス(p)とラファロ(b)のプレイに、ロックバンドでベースを弾いていたKさんが「凄いなあ」とのけぞっていたのを鮮明に記憶しています。そんな思い出が詰まっているアルバム(SACD)を楽譜を見ながら聴きました。

メンバーは、ビル・エヴァンス(p)、スコット・ラファロ(b)、ポール・モチアン(ds)。ラファロは若くして亡くなったので、エヴァンスとのスタジオ録音は貴重な記録です。また、スタン・ゲッツ(ts)のグループでも演奏していたので、録音が残っているなら聴いてみたいものです。

曲は、「Come Rain or Come Shine」、「Autumne Leaves」(take1)、「Autumne Leaves」(take2)、「Witchcraft」、「When I Fall in Love」、「Peri's Scope」、「What is This Thing Called Love」、「Spring is Here」、「Someday My Prince Will Come」、「Blue in Green」(take3)、「Blue in Green」(take2)の11曲。ほとんどスタンダードですが、「Peri's Scope」はビル・エヴァンスの、「Blue in Green」はマイルス・デイヴィスの作曲です。

参照した楽譜は、林知行さん採譜の「ビル・エヴァンスが弾きたくて」(ドレミ楽譜出版)です。「Autumn Leaves」では、fastというアップテンポでイントロを重音で弾いているのには今更ながら唖然とします。林さんは、エヴァンスのテクニックはクラシックのバーチュオーゾ並みだと記しています。バラードの「When I Fall In Love」では、エヴァンスが右手の内声の動き(7小節目以降)を用いて、繊細で美しい流れを作っているのがわかります。ラファロのプレイを含めて、永遠のアルバム。

【林 知行編 ビル・エヴァンスが弾きたくて(ドレミ楽譜出版社)】

   

表紙

   

13曲載っています。

   

「Autumn Leaves」は、アルバム「Portrait In Jazz」のtake2を採譜しています。

   

 「When I Fall In Love」は、「Portrait in Jazz」の演奏を採譜したものです。  

 【スターバックス長野駅前店】

ラムレーズンクリームシフォンケーキと珈琲。

少し前までは、パンプキンケーキをいただいていました、

スタバのホームページのスタートページもクリスマスです。

 

すぐそばの長野東急百貨店には、クリスマスツリーが飾ってありました。めっきり寒くなりました。