先週の土曜日は、甲府市に行ったのですが、ランチを高倉町珈琲甲府昭和店でいただきました。珈琲が特に美味しく、店内には、ビートルズの曲が流れていて、いい雰囲気でした。いい雰囲気のアルバム。
RAY BRYANT (レイ・ブライアント)
RAY BRAYANT PLAYS (Signature 1959年録音)
レイ・ブライアント(p, 1931~2011年)は、1972年、スイスのモントルージャズフェスでソロピアノを弾いて大成功を得て以降、ソロでの公演も行っていて、僕も一度だけソロのライブを聴きました。ソロではかなりブルージーですが、初期録音のピアノトリオは、端正なところもあり、これも好きな作品。
メンバーは、レイ・ブライアント(p)、トミー・ブライアント(b)、オリヴァー・ジャクソン(ds)。SIGNATUREは、ドット・レコードの副社長を務めたボブ・ティールが始めたレコード会社ですが、一度倒産同様の状態になったものの、1959年から61年にかけて、再び活動、録音、45回転盤などを発表しています。
曲目は次のとおり。
1 Delauney's Dilemma (John Lewis)
2 Blue Monk (Thelonious Monk)
3 Misty (Honny Burke, Erroll Garner)
4 Sneaking Around (Ray Bryant)
5 Now's the Time (Charlie Parker)
6 Wheatleigh Hall (Dizzy Gillespie)
7 Doodlin' (Horace Silver)
8 Hundred Deams From Now (Johnny Burke, Duke Ellington)
9 Bags' Groove (Milt Jackson)
10 Walkin' (Richard Carpenter)
11 Take the A Train (Billy Strayhorn)
12 Whisper Not (Benny Golson)
ジャズオリジナルの名曲集。有名なのは、エロール・ガーナー作「Misty」、チャーリー・パーカー作「Now' the time」、ビリー・ストレイホーン作「Take the A Train」あたりですが、他も珠玉の作品ばかり。
権利関係が複雑だったようで、日本で発売されたのは1986年で、「最後の幻の名盤」という惹句が帯に書かれています。特徴は、ジャズオリジナルの名曲ばかりが選曲されていることで、こういうピアノトリオ作品も珍しい。明るく弾むプレイが素晴らしい「Now's the Time」やモダン・ジャズ・カルテットに接近した格調高い「Delauney's Dilemma」、タッチの美しさにほれぼれする「Misty」、ブライアントの代表的自作曲「Seaking Around」と、愛すべきアルバム。
飾ってあるのは、右からレイ・ブライアント「Alone at Montreux」(Atlantic オリジナル盤)、本作「Ray Bryant Plays」(Signature 日本盤)、ソニー・ロリンズ(ts)のリーダー作で、レイ・ブライアントが参加している「On Impluse」(Impluse abc盤)。
【高倉町珈琲 甲府昭和店】
住所:山梨県中巨摩郡昭和町河西1600-1
電話:055-244-7447
ホームページ:高倉町珈琲|TAKAKURA MACHI COFFEE (takakuramachi-coffee.co.jp)
外観
店内。座った席から、ちょうど席が空いたので撮影。
壁には、ビートルズの写真。
ビートルズのレコードも展示してあります。
珈琲とナポリタン。
ナポリタンは、しっかりとトマトケチャップが効いていて、結構美味しい。
本日一番良かったのは、このブレンドコーヒーでした。
パンケーキ。ハーフですが、食べるのを後回しにしたので、クリームが溶けてしまいました。次回は、パンケーキと、クリームを別々にもらおうと思いました。