友人から案内があり、先日、長野県信濃美術館(長野市)で行われている第63回県書道展に行ってきました。彼は篆刻の部に応募して秀作に入賞していましたが、6cm×6cmの大きさの篆刻は迫力がありました。書道展を見た後、隣の東山魁夷館で、開館20周年記念展「白い馬の見える風景」を開催していたので入りました。白馬が登場する連作の絵に立ち止まったり、ドイツ・オーストリアの旅などの絵を鑑賞したりで1時間近く過ごしました。音楽の方は華やかな歌声です。
MINDY CARSON (ミンディ・カーソン)
BABY, BABY, BABY (COLUMBIA 1958年録音)
(参考)MINDY CARSON SINGS
ミンディ・カーソンの本作は、LPTIMEレーベルでCD復刻されたので購入しましたが、その後オリジナルジャケットデザインでも復刻がされています。古い録音もたくさんありますが、スイングした曲もある本作がより多くの方にアピールすると思います。
僕がミンディ・カーソンを知ったのは、1993年に「Mindy Carson Sings」(4曲入りEP)を特典盤として入手したからです。現在は、寺島靖国氏の推薦などもあり、Baby(もちろん赤ちゃんではないです!)ものを歌った本作など、彼女は知られるようになっているのではないでしょうか。
曲目は、「Baby, Baby, Baby」、「I'm Not Just Anybody's Baby」、「Baby Face」、「My Melancholy Baby」、「Everybody Loves My Baby」、「I'm Nobody's Baby」、「My Baby Just Cares for Me」、「Baby Won't You Please Come Home」など12曲とボーナス・トラックとして「My Foolish Heart」。「Baby Face」は、ブライアン・ハイランドやボビー・ダーリンのヴァージョンがありますが、彼女が録音していたのは意外でした。
グレン・オッサーとシャーマン・エドワーズの指揮によるオーケストラが伴奏をしています。前半は流れるようなストリングス伴奏ですが、「Baby, Baby, Baby」、「I'm Not Just Anybody's Baby」などメロディが際立つ歌い出しもよくて、とろけてしまいそう。後半はビッグバンドにより、「Everybody Loves My Baby」、「My Baby Just Cares For Me」などリズムに乗って伸び伸びと歌っています。「My Foolish Heart」も優雅で、まさにボーナス。
ホームページにミンディ・カーソン(ヴォーカル)を掲載しました。時間があればご覧ください。モダンジャズやヴォーカルを聴こう ミンディ・カーソン
【長野県書道展と東山魁夷館】
書道展に多くの人が来場していました。
東山魁夷館外観
休憩場所に置いてあった作品選集です。東山魁夷館
には、魁夷の作品が960点余収蔵されているそうです。
展覧会案内パンフレット
ミンディ・母さん、いやカーソン、いいですねぇ。母の優しい歌声で赤ちゃんがスヤスヤ眠るような安らぎを覚えます。
「SHOW」や「SINGS」のアップ写真はキャサリン・ヘップバーンに似ているとは思いませんか。
あちゃ~、僕が書こうと思っていたことを、まんまdukeさまに書かれてしまいました(苦笑)、でもきのう書かなくてよかった。。
そっくり同じことを考えている方が少なくともお一人いることがわかって・・、それもよりによって名高いdukeさまとは・・(笑)
「ミンディ母さん・・」、いい響きだす・・。わたくしも「ローズマリー苦労人」って改名してみようかしらん・・^^;
ミンディ・カーソンはauzminoさまが注力されるホームページで御紹介の作品、すべて聴いていますが、中でも「よく出してくれた」とおっしゃるNORMA盤が個人的には愛聴盤です。
NORMAは“The Girls Sings”というコンピ盤シリーズや、その続きとも言うべき以前ご紹介のあった4人の歌手のカワユイ美脚ジャケ(あれってご本人達のですよね^^;タイトルは忘れましたけど、買ったのも忘れて2枚も持っています・・爆)など貴重なラジオ音源を発掘してくれて、ジャズ・ヴォーカル・ファンにはいずれも「涙モノ」の貴重な音源なのですが、ミンディはそちらでもしっとりと品のよい唄声を披露していますよね。
しかしNORMAって埼玉の東川口?にあるレーベルということ以外なにも知らないのです。私にとってはベールに包まれた魅惑のレーベルなので何かご存じのことがありましたら、教えていただけると有難いです。
ボクはヴォーカルをほとんど聴かず、たまに聴いてもすべてのヴォーカルが良く聴こえてしまうので、いつまでたっても違いが分からない男のままです(笑).
このブログやホームページの紹介で、いろいろなヴォーカリストを知ることができて とっても勉強になります.
おまけに、こうやって知ったヴォーカリストの演奏が、You-tube などで耳にすることができます.
NORMA は、Tina Brooks が好きなので "The Connection" を今年買いましたが、新品なのに超かび臭かったのを思い出しました(96年頃の発売アルバム).
その中に入っていた会員募集ハガキの住所では、川口市元郷3-10-15 とありました.
このハガキまだ届くのかな~
「ミンディ・母さん」とは言い得て妙で座布団1枚くらいは差し上げたいところです(笑)。ジャズはユーモアからでしょうか。
確かに、キャサリン・ヘップバーンに似ています。写真術のせいもあるのでしょうけれど、結構綺麗な方で、このEPは大事にしています(笑)
「ローズマリー・苦労人」もお見事です。とても僕は思いつきません。思いつくのは、よく言われる「ずっとシムズ」くらいです(笑)
ところで、ノーマですが、信じられないような音源を出したり、結構な名盤も復刻していますが、正体不明です。ライナーノートの執筆は、有名な方もいらっしゃいますが。かつてのフレッシュ・サウンドみたいだと思っていました。
ヴォーカルについては、ポピュラーに近いものもとりあげているので、比較的古いものが中心です。たまに新しめのものもアップしていくつもりです。これからもよろしくお願いします。
ノーマの住所ですが、僕は昔会員募集のカードをそこにあてて出したことがありました。届いたようですが、音沙汰がありませんでした。依然謎の会社のままですが、こういうレーベルもあっていいのではないかと、たまに買っていました。