先週の金曜日に新潟県に出張してきました。北陸自動車道の米山サービスエリア(下り)で昼食を摂りましたが、地魚定食が美味しかった。ここはまた周囲の景観が素晴らしく、海に沈んでいく夕陽を観るための展望台があります。長野には海がないこともあり、昼間であっても展望台からの眺望はたいへん魅力的でした。海に関連したジャケもいろいろありますが、今夜は男性ヴォーカルものを。
SAMMY DAVIS, JR (サミー・デイヴィス・ジュニア)
SAMMY DAVIS, JR. sings LAURINDO ALMEIDA plays
(REPRISE 1966年録音)
サミー・デイヴィス・ジュニアがローリンド・アルメイダのギターだけをバックにバラードを歌ったアルバムです。海の上を一羽のかもめが飛んでいる写真は、寂しさと力強さの両方を表しているようで、ジャケット自体も気になる一枚でした。
歌手、俳優として大活躍したサミーには、多くの録音があります。カウント・ベイシーとの共演をはじめ豪快にスイングするものがある一方、バラードでは切々とした感情を表現しています。一方、アルメイダは、間口の広いミュージシャンで、このアルバムでも柔かいタッチを披露しています。
曲目は「Here's That Rainy Day」、「The Shadow of Your Smiles」、「Everytime We Say Goodbye」、「I'm Always Chasing Rainbows」、「We'll be Together Again」、「Joey, Joey, Joey」、「The Folks Who Live On The Hill」、「Speak Low」に、ミュージカルのオリバーから「Where is Love」、アル・フレッシュ作曲「Two Different Worlds」。
サミーは、全体にテンポを遅くとりじっくりと歌っているので、やや重く感じる曲があるかもしれません。アルメイダのソロやボサノヴァ処理の多彩さを含めて「The Shadow of Your Smiles(いそしぎ)」が最も好きですが、「Here's That Rainy Day」、「Where Is Love」、「Speak Low」あたりも耳を傾けたくなるトラックです。
米山サービスエリアからの日本海風景(携帯画像です)
ホームページにハンプトン・ホーズ(ピアノ)を掲載しました。時間があればご覧ください。モダンジャズやヴォーカルを聴こう ハンプトン・ホーズ
女性ヴォーカルでは、ギターとのデュオはいくつか挙げられますが、男性だと少ないですね。サミーデイヴィスとクロスビーくらいしか思いつきません。
ローリンド・アルメイダというと、ジョニー・ソマーズのアルバム「ソフトリー・ブラジリアン・サウンド」での貢献が忘れられません。
良いレコードですね,コレ。
自分も丁度アップしてましたのでコメントさせてください。サミーのボーカルとギターのDUOということで、このアルバムとデッカのマンデル・ロウとのDUOをアップしています。
両方ともいい味のボーカルでギター好きにはたまらないアルバムです。
http://blog.goo.ne.jp/67camper/e/2ce78ee8b20a731a09b12d8462fe9222