安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

ケニー・バレル「AT THE FIVE SPOT CAFE」、上田市丸子のカフェ「ザイデンシュトラーセン」の珈琲カレー。

2023-02-26 19:30:00 | ギター

上田市丸子のカフェ「ザイデンシュトラーセン」でカレーをいただきました。珈琲で煮てあるカレーで、ちょっとハッシュドビーフのような感じもあります。カフェ(実際にはジャズクラブ)で録音されたアルバム。

KENNY BURRELL (ケニー・バレル)
AT THE FIVE SPOT CAFE (BLUE NOTE 1959年録音)

   

ギターのケニー・バレル(g, 1931年生)は、長いキャリアを誇り、長年にわたり多数の録音がありますが、初期に吹き込まれたブルーノートレーベルの作品は、いずれも愛すべきもので、本作は、ライブ録音です。

メンバーは、ケニー・バレル(g)、ティナ・ブルックス(ts)、ボビー・ティモンズ(p)、ローランド・ハナ(p)、ベン・タッカー(b)、アート・ブレイキー(ds)。ティナ・ブルックスのテナーが聴けるのが貴重です。

曲目は、次のとおり。

1  Birk's Works (Dizzy Gillespie)
2  Hallelujah (Vincent Youmans)
3  Lady Be Good (George Gershwin)
4  Lover Man (Roger Ramirez)
5  36-23-36 (Kenny Burrell)
ケニー・バレルの自作が1曲入っていますが、あとは、スタンダードやジャズオリジナルの有名曲です。ライブなので、親しみやすい選曲がされているようです。

1950~60年代のニューヨークのジャズクラブに連れて行ってくれる一枚。ケニー・バレル(g)は、サウンドそのものがブルージーで、「これぞジャズ、ニューヨークの夜」という、演奏を行っていて、シングルトーン中心のプレイが、なおさら嬉しい。絶対に受けると思われる「Birk's Works」からスタートしていますが、演奏もリラックスしていて、バレルはもちろん、ボビー・ティモンズ(p)らサイドメンも乗っています。バラード「Lover Man」では、バレル(g)の端正なところも聴けます。

   

聴いたレコードのラベル。今回、United Artists社から出された再発レコードを入手したので、改めて本作を聴きました。この盤は、モノラルです。

   

これは、このライブから未発表だった、3曲が収録されているキングの世界初登場シリーズの「Swingin'」です。その3曲は、クリフォード・ブラゥン作「Swingin'」、ランディ・ウェストン作「Beef Stew Blues」、タッド・ダメロン作「If you Could See Me Now」です。CDでは、本ライブの完全版が出ています。

(参考)本作から、「Birk's Works」が聴けます。

Birk's Works (Live At Five Spot Café, NY, 1959) - YouTube

安曇野市宅で聴いているところ。飾ってあるレコードは、全てケニー・バレルのリーダー作で、右から未発表集の「Swingin'」、本作「At The Five Spot」(モノラル盤)、同じく「At The Five Spot」(東芝から再発されたステレオ盤)、「A Night at The Vanguard」(Argoレーベルの再発日本盤)。

 

【カフェ ザイデンシュトラーセン】

住所:長野県上田市中丸子1623-1
電話:0268-42-6673
ホームページ:ザイデンシュトラーセン - 長和町その他/カフェ | 食べログ (tabelog.com)

外観。旧丸子町にあった製糸工場の「鐘紡 丸子工場」の跡地の一画にあります。当時の建物が使われています。

入口。

お店は二階です。一階には、「鐘紡 丸子工場」の資料が展示してあります。

店内。奧に厨房があります。アップライトピアノが置いてあり、以前に、コンサートをやったことがあるようです。

店内。

タンノイのスピーカーが置いてあります。

説明書き。「タンノイ オートグラフ」。大型で貴重なもののようです。

左側のものも撮影。

アンプやCDプレーヤー。パソコンをつないで、ポップスが低い音量で流されています。

珈琲カレー。

きのこやお肉、野菜など具もいろいろ入っています。

珈琲。ケニヤの豆を使っているものです。



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