先日、お店の前をたまに通る、松本市のオムライス専門店「ラガーアリス」に初めて入りました。カウンター3席とテーブル席が4~5席の比較的こじんまりとしたお店です。
オムライスの種類が結構たくさんありましたが、王道のチキンライスを注文。出てきたら、チキンの固まりが卵の上に乗っていて、意外性がありました。ギターの王道をいくアルバム。
KENNY BURRELL (ケニー・バレル)
A NIGHT AT THE VANGUARD (ARGO 1959年録音)
ケニー・バレル(g, 1931年生)は、長い間活躍を続け、リーダー作が多く、素晴らしい作品もすぐいくつか挙げられますが、個人的には1950~60年代に録音したものが共演者にも恵まれて、面白い。本作は、ギター、ベース、ドラムという編成のギター・トリオによるライブ録音。
メンバーは、ケニー・バレル(g)、リチャード・デイヴィス(b)、ロイ・ヘインズ(ds)。共演者が強力です。ジャズクラブの「Village Vanguard」における1959年9月16,17日の録音。この一月前には、「Five Spot Cafe」に出演し、ライブ盤(その記事へのリンク)も残しています。
曲目は次のとおり。
1 All Night Long (Kenny Burrell)
2 Will You Still Be Mine (Matt Dennis, Tom Adair)
3 I'm a Fool to Want You (Frank Sinatra, Jack Wolf)
4 Trio (Erroll Garner)
5 Broadway (Billy Byrd, Henri Woode)
6 Soft WInds (Benny Goodman)
7 Just A-Sittin' and A-Rockin' (Duke Ellington, Billy Strayhorn)
8 Well, You Needn't (Thelonious Monk)
ケニー・バレルの自作「All Night Long」と、有名ジャズオリジナルとスタンダード曲。ライブでもあり、よく知られた曲を取り上げていますが、エロール・ガーナー作「Trio」は珍しい。
選曲が親しみやすいのに加え、シンプルなトリオ編成で、メンバー間のやりとりも楽しめます。1曲目の「All Night Long」からバレル(g)のブルージーなシングルライン中心のご機嫌なプレイが続きますが、ロイ・ヘインズ(ds)とリチャード・デイヴィス(b)によるバッキングの素晴らしさも際立っています。アップテンポの「Will You Still Be MIne」におけるヘインズ(ds)のブラシからスティックへの持ち替えがかっこいいし、バラードの「I'm A Fool To Want You」のリズムがラテン(タンゴかな)風なのも面白い。
(参考)本作から「All Night Long」が聴けます。
All Night Long (Live At The Village Vanguard, New York / 1959) (youtube.com)
(安曇野市宅で聴いているところ)
【ラガーアリス(RuggerALICE)】
住所:長野県松本市元町3丁目5−18 レジデンス元町
電話:0263-36-6621
ホームページ:ラガーアリス (RuggerALICE) - 北松本/オムライス | 食べログ (tabelog.com)
外観。上は住宅になっているビルの一階にあります。
入口
店内。3組ほどお客様が入っていたので、カウンターだけ撮影。
メニュー。オムライスの種類がたくさんあります。
スープ・サラダセットも注文。
サラダ。レタス中心ですが、小さく切ったトマトなどもはいっていました。
スープ。酸味が効いたものでした。
チキンオムライス。ライスにはチキンは入っていません。
チキンの固まりが上に乗っていました。
卵は、厚めでトロッとした感じもありました。ご馳走様でした。
ロイ・ヘインズって本当多方面で活躍していますね。調べたら99歳でご存命で、それも驚きました。今夜はグラント・グリーンを聴こうと思います。
azuminoさん宅のレコードを置いているカウンター、うらやましいです。
まさかですが、以心伝心でしょうか。バレルとケッセルのギタートリオを聴かれているとは、びっくりすると同時に、嬉しい偶然でした。
この2作は、本当に素晴らしい作品で、ジャズファンなら手元に置きたくなりますね。グラント・グリーンも良くて、以前、ブログに取り上げたことがあります。
この棚は、たまたまなのですが、役だっています。コメントありがとうございます。
なかなかお目が高い。
ブルーノートだと金物入りだったりして、
ちょっと賑やかな感じもしますが、
ギター・ベース・ドラムスのトリオも
渋い感じでブルージィーで、バレルの、
安定してブルース・チックなところが
ライブと相まって名盤扱いですね。
クラシックとジャズの両ジャンルの
レーベルのアーゴ。いい録音ですね。
アーゴレーベルのアルバムだと、このケニー・バレルのほか、ズート・シムズやアート・ファーマーのワンホーンものが、学生時代からの愛聴盤です。でも、中には、つまらないレコードもあって、トラックの1か2だけを聴いて、そのまま売却したものもあって、玉石混交という気がします。
このバレルのアルバムは、ギタートリオということで、地味な扱いをされる場合もありますが、共演者も良くて、彼の代表作の一枚だと思っています。コメントありがとうございます。