安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

上原ひろみ「SILVER LINING SUITE」、高崎市ヤマダデンキ LABI1内の 「金光」で「牛すき御膳」のランチ。

2023-11-16 19:30:00 | ピアノ

先日、高崎に出かけた際、高崎駅東口のヤマダデンキLAB1にある「金光」で「牛すき御膳」をランチにいただきました。寒くなり、温かなすき焼きが恋しい季節になりました。温かみが感じられる作品。

上原ひろみ (HIROMI)
SILVER LINING SUITE (TELARC 2021年録音)

   

上原ひろみ(p, 作編曲 1979年生)は、2011年にスタンリー・クラーク・バンドと共演したアルバムが第53回グラミー賞の「ベスト・コンテンポラリー・ジャズ・アルバム」を受賞するなど活躍していましたが、僕の好みに合わないと思い聴かないでいたのですが、コロナ禍の期間に作編曲された、この作品は、良かった。

メンバーは、上原ひろみ(p, 作編曲)、西江辰郎(vn)、ビルマン聡平(vn)、中恵菜(va)、向井航(vc)。ピアノ+弦楽四重奏団で、クラシックだと、ピアノ五重奏曲の編成です。西江さんは、新日本フィルのコンサートマスター。

曲目は、次のとおり。

Silver Lining Suite 
1  Isolation 
2  The Unknown 
3  Drifters 
4  Fortitude
 
5  Uncertainty
6  Someday
7  Jumpstart
8  11:49PM
9  RIvera Del Duero
全ての曲は上原ひろみの作編曲です。1~4は「Silver Lining Suite」(直訳すると「銀色の裏地」→「希望」の意味)と名付けられた組曲で、それぞれの曲の日本語訳は、1「隔離」、2「未知なるもの」、3「漂流者」、4「不屈」。「コロナ」に対する上原さんの思い、挑戦が表現された曲です。

弦楽四重奏団をバックに、上原ひろみ(p)が疾走するアドリブを展開しています。サウンドは、クラシックに接近していますが、全体にビート感があり、ブルージーな音、フレーズも使っていて、4曲からなる組曲が素晴らしい。特に「Isolation」におけるピアノ演奏はスリリング。西江(vn)さんをはじめとするストリングスも、ピチカートを多用するなど、上原さんの要請にきっちりと応えています。中でも、チェロの向井さん(関西フィル)は、すごい力演だと感嘆しました。バラード「11:49PM」は心に沁みいる曲で、一条の希望の光が感じられるようです。

   

ジャケットにある写真。

(参考)本作から「Isolation」が聴けます。

Silver Lining Suite: Isolation - YouTube

【上原ひろみ ホームページ】

上原ひろみ オフィシャルサイト (hiromiuehara.com)

 

【しゃぶしゃぶ金光】

住所:群馬県高崎市栄町1番1号
電話:027-323-4129
ホームページ:しゃぶしゃぶ金光 - 高崎(JR)/しゃぶしゃぶ/ネット予約可 [食べログ] (tabelog.com)

入口。ランチのサンプルがたくさん置いてありました。

特選ランチというのがあって、本日は、鶏鍋。これもいいなと迷いました。

しょうが焼き定食。土日は、お肉が100gから50g増量になり150gになるそうです。価格は変わらないので、お得感があります。カウンター席にいた先着の3人は全員しょうが焼き定食を食べていました。

揚げたてとんかつ定食

牛すき御膳。すき焼きが食べたかったので、これにしました。

牛すき御膳。

鍋がやや深くて、具材が結構多くはいっていました。

豆腐やしいたけ。

お肉も結構多く入っていました。

味噌汁。「金光」は、安定した味で、たまに入りたくなります。美味しくいただきました。



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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
上原ひろみ ザ・クインテット (mobu)
2023-11-17 08:28:19
上原ひろみ ザ・クインテット

音楽するために、ピアノを弾くために
来た様なところのあるひろみさん。
表現の幅も広がってますね。
現代曲のようなストリングスですが、
自作とはいえ書き譜にしたら大変な
モノです。
大手のレーベルから出すだけのことは
あるなぁと思います。
今はミュージシャン自身がネットで
配信して売れるものは売れる時代
ですが、そうでない手のかかる仕事も
まだあり、こういうのはそのうちの
一つなのではないかと思いますが、
仕上がりもよさそうですね。
3曲目の「ドリフターズ」で思い
出すのは、あのお笑いグループですが、
「漂流者」という意味だったんですね。
なんか腑に落ちた思いがします。
アルバムとは全く関係ない話題
ですが・・・。

ショパンの様な5曲目。
ストリングスと遊んでる感のある6曲目。
歌詞がない分ある意味イメージも広がります。
作編曲のバランス楽器の使い方
出どころの配分など、よく考えられて
いるようですね。
表現者としてまだまだやることは
あるでしょうから、この先も楽しみな
部分ですね。
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Unknown (azumino)
2023-11-17 20:08:50
mobuさん こんばんは

上原ひろみさんですが、米国、ヨーロッパ、日本などと、ライブ活動を全世界で行っていて、人気がありますね。上原さんは、かなりコンテンポラリーだと思い込み、とっつきにくいイメージがあったのですが、映画「Blue Giant」の音楽を担当されていて、それで聴けるかなと思っていました。そして、今回は、後藤雅洋さんの著書「ジャズ喫茶いーぐるの現代ジャズ入門」に掲載されていた本アルバムを聴いてみました。

内容は、なかなか良かったです。ストリングスの演奏も素晴らしく、クラシック、ジャズ問わず、日本人の演奏能力はかなり上がっているのではないでしょうか。mobuさんがお書きのように、今後も楽しみなミュージシャンです。

詳細なコメントありがとうございます。
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