安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

レム・ウィンチェスター「PERFORM A TRIBUTE TO CLIFFORD BROWN」、むさしの森珈琲のモンブランパフェでお茶タイム。

2023-11-30 19:30:00 | ヴァイブ、オルガン他

ディーラーでスタッドレスタイヤに交換したあと、「むさしの森珈琲長野若里店」に寄りました。温かい店内では、モンブランパフェなど秋のスイーツが販売されていました。静かな晩秋に似合いそうな作品。

LEM WINCHSTER (レム・ウィンチェスター)
PERFORM A TRIBUTE TO CLIFFORD BROWN (CADET 1958年録音)

   

レム・ウィンチェスター(vib,  1928~1961年)は、評論家のレナード・フェザーに認められ、1958年のニューポートジャズフェスに出演、ダウンビート誌の批評家投票で新人賞も獲得。しかし、1961年1月13日に、自分自身で行ったロシアンルーレットで死亡。本作は、初リーダー作でクリフォード・ブラウンに捧げたもの。

メンバーは、レム・ウィンチェスター(vib)、ラムゼイ・ルイス(p)、エルディー・ヤング(b)、レッド・ホルト(ds)。ウィンチェスターは、この録音時は、本職は警察官で、その合間に演奏活動を行っていました。ラムゼイ・ルイス・トリオが付き合っていて、アーゴ・カデットらしい人選。

曲目は、次のとおり。

1  Joy Spring (Clifford Brown)
2  Where It is (Lem Winchester)
3  Sandu (Clifford Brown)
4  Once in a While (Michael Edwards,  Bud Green)
5  Jordu (Duke Jordan)
6  It Could Happen to You (Johnny Burke, James Van Heusen)
7  Easy to Love (Cole Porter)
8  A Message from Boysie (Rover Lowery)
クリフォード・ブラウン(tp)作の2曲やデューク・ジョーダンの「Jordu」などジャズオリジナルが5曲、アート・ブレイキーのアルバム「A Night at Birdland」(Blue Note)で、ブラウンがフューチャーされた「Once in a While」などスタンダードが3曲。

レム・ウィンチェスター(vib)が、クリフォード・ブラウン(tp)の不慮の事故による死(1956年6月)を悼んで、録音したアルバム。二人は、高校時代にバンドで一緒に吹いていた(ウィンチェスターは、テナーなど)仲で、親友だったそうです。ミルト・ジャクソンの影響を受けたウィンチェスターが、「Joy Spring」や「Sandu」、「Jordu」といった有名曲で、スイングしつつ、まさに気持ちを込めた演奏を行っているように感じます。ラムゼイ・ルイス以下リズム陣は強力で、特にエルディー・ヤング(b)は轟音です。

(参考)本作から「Joy Spring」が聴けます。

Lem Winchester with Ramsey Lewis Trio - Joy Spring - YouTube

 

【むさしの森珈琲 長野若里店】

住所:長野県長野市若里6丁目1-1 
電話:026-229-7151
ホームページ:むさしの森珈琲 | すかいらーくグループ (skylark.co.jp)

 
外観。午後遅くで、西から陽があたっています。
 

入口。
 
 
季節のスイーツは、栗を使った商品がメインです。
 

モンブランパフェと、アメリカン珈琲を注文。
 

絞りたて モンブランパフェ。『イタリア栗のマロンクリームとたっぷりのホイップクリーム、バニラアイス、濃厚チョコアイスと爽やかな酸味のフランボワーズソースが絶妙のバランス』のパフェだそうです。
 
 
マロンクリームと栗があしらわれて、華やかです。
 
 
ちょっと取り分けてみました。中には、バニラアイスなども入り、味覚の変化が楽しめました。
 
 
こちらは、カフェモカ。寒い時期にはいいかと思い注文。
 
 
『エスプレッソにココア、フォームドミルクを注ぎチョコレートソースをトッピング』した商品。身体が温まる気がして、特に、寒い時期にはカフェモカも良いです。


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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ロイ・ハーグローヴの映画 (azumino)
2023-12-03 21:07:27
dukeさん こんばんは

「ジャズ批評」で読んでこの映画のことは知っていました。ロイ・ハーグローブの映画は良さそうなので、観れたらと思いましたが、上映館が長野にはなく、諦めていました。

札幌は素晴らしいですね。それだけ、ジャズ、映画ファンがいるということでしょう。ススキノの新しいビルだと思いますが、宿泊ホテルが東急レイホテルなので、ほとんど隣です。時間が許せば、観に行きたいと考えています。

ロシアンルーレットですが、レム・ウィンチェスターの場合は、ほとんど自殺に等しいですね。いくらなんでもという気がします。有望な才能だっただけに、残念です。
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レム・ウィンチェスターの引いた確率 (duke)
2023-12-03 09:39:13
azumino さん、おはようございます。

ラムゼイ・ルイスというとジャズロックだのフュージョンだのと敬遠されますが、このレム・ウィンチェスター盤のルイスは素晴らしいですね。
クリフォード・ブラウンといえば、クリフォードやマイルス、ハバードに続くニュー・ウェイヴと呼ばれたロイ・ハーグローヴの映画「ロイ・ハーグローヴ 人生最期の音楽の旅」を観ました。いい内容でした。先月30日にオープンした「TOHOシネマズ すすきの」で上映しています。8日以降の上映スケジュールは、6日(水)に変更されますので、分かり次第お知らせします。上映館はここ札幌と東京2館、大阪1館のTOHOシネマズだけです。
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Unknown (azumino)
2023-12-01 12:29:00
mobuさん こんにちは

レム・ウィンチェスターの活動期間は短かったですね。このアルバムのジャケットが、真ん中にトランペット(クリフォード・ブラウンという意味だと思いますが)を置いてあり、追悼作であることを象徴しているのですが、演奏の方は、それぞれ楽しめるものだと思っています。

アーゴ・カデットは好きなレーベルなのですが、mobuさんがお書きのように録音も含めて、玉石混淆ですね。でも、このような追悼作を出す姿勢は評価できます。

コメントありがとうございます。
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LEM WINCHSTER (mobu)
2023-11-30 22:15:51
アーゴ・カデットの録音。
ステレオ初期の録音パターンらしく
ピアノとドラムスが左、ヴァイブとベース
が右という定位。
センターぬきの中抜けパターンですね。
ある意味面白い。
ウインチェスターのヴァイブが
埋もれずに、ベースの前を行くような
感じの録音でベースも弾力のある音
してますね。
ルイスのピアノはMJQのルイスでは
ありませんが、リーダーに合わせる感じ
のセンテンスがなかなかです。
ラムゼイ・ルイスはホントはピアノ
旨いんだぜという感じの演奏。
タイミングがいいですね。

ブラウンの「ジョイ・スプリング」、
イン・コンサートでも吹かれた
「ジョー・ドゥ」曲目は私なども
普通におなじみだったりしますが、
ウインチェスターの経歴が、警官で
ロシアン・ルーレットというアメリカの
銃社会の暗部を見た気がしました。
音源が残っていてよかったです。
配信で聴きました。
ありがとうございました。
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